寺内ダムは、巨大な水ガメとして、私たちの生活を潤すため、また、ある時は、洪水をガッチリ受けとめ、下流を守るため、多くの人々の理解と協力のもとに造られました。
ダムの特徴は岩や土を積み上げて造るロックフィルダム構造。周囲の環境と美しく調和するようにと、水資源開発公団(現 水資源機構)が手がけた最初のロックフィルダムなのです。
寺内ダムは、福岡県朝倉市、佐田川にあります。佐田川は、筑後川に合流する支川のひとつです。
寺内ダムの所在は、福岡県朝倉市荷原になります。
型式は ロックフィルダムです。
岩石や土を積み上げて作るダムです。コンクリートに比べ、軽いため、たくさんの量が必要ですが、底面積が広くなるので、地盤の弱い場所でも大丈夫。ただし、そのままでは水を通しやすいので、中心部に水が漏れないよう「コア」と呼ばれる土の壁を作ります。
堤高(ダム本体の高さ)は 83m、久留米市役所とほぼ同じ高さです。
久留米市役所は20階建てで高さは92m。市庁舎としては九州一の高さです。
寺内ダムは高さは83m。これは市役所の18階の高さにあたります。その堤頂から下流を見下ろすと、広大な筑後平野が一望できます。
総貯水容量は 18,000,000m3、福岡ドーム10杯分です。
総貯水容量とは、ダム湖に貯めることのできる水の総量のこと。寺内ダムの総貯水容量は、福岡ドームの容積の約10倍にもなります。寺内ダムは、こんなビッグスケールで生活を潤すとともに、洪水から下流を守っているのです。
中心には「コア」とよばれる水を通さない層があります。その前後は、半透水性の「フィルター」、さらにその外側は「ロック」と呼ばれるたくさんの岩や石で覆っています。
堤頂長(ダム本体の長さ)が、420mもあるのにビックリ。また、堤高が83mあり、何もかもワイドサイズの寺内ダムです。
| 河川名 | 筑後川水系佐田川 | 湛水面積 | 0.9km2 |
|---|---|---|---|
| 位置 | 福岡県朝倉市荷原 | 湛水延長 | 4.5km |
| 集水面積 | 51.0km2 | 洪水時満水位 | EL 131.5m |
| 地質 | 黒色片岩 | 常時満水位 | EL 121.5m |
| 型式 | ロックフィルダム | 最低水位 | EL 93.0m |
| 堤高 | 83.0m | 総貯水容量 | 18,000,000m3 |
| 堤頂長 | 420m | 有効貯水容量 | 16,000,000m3 |
| 堤頂巾 | 10.0m | 堆砂容量 | 2,000,000m3 |
| 堤体積 | 約3,000,000m3 | 計画高水流量 | 毎秒300m3 |
| 非越流頂標高 | EL.136.0m | 計画最大放流量 | 毎秒120m3 |