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2010年1月4日 愛知用水総合管理所長:井爪 宏  
#008 新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

皆様、清々しいお正月を迎えのことと思います。愛知用水は、正月の期間中、気候は概ね穏やかで防災ゼロの好スタートを切ることができました。2010年も安定した水の供給を目指し、職員が一丸となり頑張りたいと思います。

昨年を振り返ると国の内外が大きく動いた年だったと言えます。政治、経済、スポーツ界では政権交代や世代交代が進み、学術面では、生命科学などの技術進歩があり、法曹では裁判制度に新制度を加えるなど、「新」が年間を象徴的に表す漢字として選ばれました。その一方、地球規模で急務の課題である「地球温暖化対策」や「核兵器絶滅」が足踏み状態にあるなど新たな一歩を踏み出せない部分もありました。

このような社会状況のもと、愛知用水は平成23年9月30日に通水50周年を迎えようとしています。先人達は、日本の戦後復興が進む中、世界銀行からの借款を行い、アメリカの合理的な土木建設技術を吸収するなどして、5年間という短期間で「世紀の大事業・愛知用水」を立派に完成させました。

 当初の用水計画は、農業用水供給が主体でしたが、現在は都市用水への供給量が全体の約3/4に増加しています。この50年間で用水供給地域では、農業生産額が約2.6倍、製造品出荷額は約11倍に増加しました。また、衛生的な水道用水の確保人口は約4.2倍になるなど地域の発展に貢献しました。愛知用水は「産業用水」とし大成功を遂げていると言えます。

さらに、最近は牧尾ダムや愛知池での写真撮影、散策、ジョギングなど豊かな自然環境を楽しむレクリエーショ利用や都市化が進んだ地域ならではの幹線水路上部を利用するなど、産業用水以外の施設活用も積極的に行われています。愛知用水が、産業用水から地域用水へ転換して過程と言ってよいのではないでしょうか。

私達の周りには、愛知用水をこよなく愛し、愛知用水を今以上に有効活用しようと考える方々が多数お見えになります。今年は、この方々とともに「今後、愛知用水をどのように発展させていくべきか」を考える年にしたいと思います。そして、これらの諸活動の中から愛知用水の新たな展開が生み出されることを期待しています。

今年も皆様方に幸多き年となることを祈念しております。ホームページの閲覧を引き続きよろしくお願いいたします。  
 
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