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2010年2月1日 愛知用水総合管理所長:井爪 宏  
#009 手前味噌ですが

NHK BS2放送の「日めくりタイムトラベル」で愛知用水が紹介されました。この番組は昭和のある年に着目し、特徴的な事件や出来事を日めくりカレンダー風に紹介する3時間番組です。愛知用水は、昭和36年9月30日に通水を開始したことから「昭和36年」を題材とした12月5日放送の番組で紹介されました。

NHKの番組宣伝によると「この年、当時戦後最大とうたわれた国家プロジェクトが完成した。吉田茂首相が賛同し、世界銀行の融資を受けたという愛知用水である。木曽川の水を井戸水に頼っていた知多半島へと送る用水路の建設は、一体どのように始まったのか。」とあります。

愛知用水事業は、知多半島の農民が深刻な水不足を克服するために一致団結して国を動かしたことから始まりました。アメリカのT.V.A(テネシー渓谷開発公社)計画を手本とした総合開発事業、戦後復興期の資金調達の難しさ、世界銀行借款と日本技術力への世界の不安、木曽川流域関係者の理解と協力など難問を抱えたスタートでしたが、工事は約4年間という短期間で完成しました。リーダーの一人だった浜島辰雄さんが当時を語る映像が頼もしく見えました。

今日の地域の発展には、愛知用水による農業用水、水道用水、工業用水の安定供給が不可欠であると言われています。このように先人達が努力して作り上げてきた「愛知用水」を私たちは確実に運営していく責務を痛切に感じました。

当日、放送をご覧になれなかった方は、NHKのホームページからアンコール放送希望を申し込むことができます。多数の方々が「アンコール希望 「愛知用水」」と申し込むと再放送が行われるとのことです。今一度放送を見たいという方も「アンコール希望」お出し下さい。
 
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