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2010年6月11日 愛知用水総合管理所長:井爪 宏  
#013 いらっしゃいませ

6月に入りました。カレンダーを見ながら、「そろそろ梅雨入りかな」と思っています。天気図を見ると梅雨前線が沖縄海上にありますので、中部地区も間もなく梅雨入りでしょうか。

梅雨と言えば田植えですが、愛知用水の供給地区では知多半島から田植えが始まり、田植え前線はただいま北上中です。愛知用水に関係する土地改良区に教えていただいたところ、岐阜県可児土地改良区受益地では5月末にほぼ完了。愛知県内入鹿用水土地改良区受益地は6月20日ころ完了予定。愛知用水土地改良区受益地は既に約90%が終わっていますが、全て終わるのは6月末ころとのことです。南北に長い愛知用水なので、田植え時期も1ヶ月程度の期間差があります。「ひとめぼれ」や「愛知のかおり」といった食味の良い米が作られています。農家の方に話をうかがうと「今年は例年より寒い」とのことです。農作物にとっては厳しい年と言えます。

愛知用水総合管理所には多数のお客様がいらっしゃいます。来年9月に通水50周年を迎えることから、私たちも説明に気合いが入ります。戦中、戦後の大渇水を契機として知多半島の方々の熱心な導水運動が盛り上がっていった事業誕生の歴史、日本の高度成長を支えてきた水の恩恵、合理的で公平な水の配分、効率的な管理の実施など、国内外の方々の関心事は様々ですが、日本で最初の総合開発事業としての愛知用水を知っていただくことにより、各地の水利事業の発展に役立つことを期待しています。

報道を見ると連日宮崎県の口蹄疫のニュースが流れています。昨年6月、宮崎県川南町議会の皆様方に愛知用水施設をご視察いただきました。私たちも川南町のすばらしい農業経営の話を伺いましたのでニュースは人ごとではありません。川南町をはじめ今回の口蹄疫により被害を受けている皆様方にお見舞いを申し上げると同時に、一刻も早く安定した農業経営が回復しますことを祈っております。

また、皆様方にご視察いただくことをお待ちしています。
 
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