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2010年2月10日 下流管理所長:山下 多津見  
#007 知多半島に雪が降る 〜愛知用水下流管理所〜

2月6日の朝、起きてTVを付けると「放送されていません」と表示され不思議に思って窓から外を見てビックリ。
白銀の世界でした。

南国育ちのわたしには朝起きたら外は雪景色というのは一生のうちでも数えるくらいしかありません。知多半島は雪も降るんだと驚いたところです。

私は愛知用水総合管理所下流管理所の山下といいます。4月から常滑市の前山池の畔の事務所に勤務しています。私は、知多地域に住んでほぼ1年がきます。ほんとうに自然が豊かなところです。事務所がある前山池も最近の寒い朝には無数の鳥達が羽を休めています。お日様が高くなり始めると一斉に飛び立ちます。

愛知用水の幹線水路は約112kmに及ぶ長大なものです。このため水路の維持管理は3区間に分割して実施しています。私が勤務する下流管理所では、愛知用水幹線水路のうち下流部約37kmを担当しています。

下流管理所の区間では農業用水と工業用水が通水されており水道用水は通水されていません。工業用水も途中に工業用の貯水池である佐布里池への分水後は農業用水の専用区間になります。下流管理所区間の農業用水の給水区域は東海市、大府市、知多市、常滑市、半田市、東浦町、阿久比町、武豊町、美浜町、南知多町の5市5町の知多地域のほぼ全域になります。

知多半島は、愛知県の西部、名古屋市南部から伊勢湾に突き出た約40kmの半島で渥美半島と相対した形で、西は伊勢湾、東は知多湾、南は太平洋に面しています。半島の幅は北部の広いところで13km、狭いところでわずか5.5kmしかありません。高い山はなく半島南部の高峰山(標高128m)の他には60〜80mの台地や丘が繰り返す起伏に富んだ地形です。河川は短く昔から水に悩まされた地域で溜め池が多いのが特徴で、愛知用水を創出した地域です。

工業用水については、佐布里池から知多浄水場を経由して名古屋南部臨海工業地帯をはじめ東海市、知多市、東浦町、阿久比町の各工業地帯に水を供給しています。

この地域の皆様に安定して水を送り続けるよう努力してまいります。どうぞよろしくお願いします。
 
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