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2010年11月17日 中流管理室長:其田 敏  
#015 愛知池の利用について

中流管理室では、木曽川の愛知用水取水口から知多半島までのうち、中流部の愛知県春日井市高座町から愛知県大府市宮内町までの幹線水路約42kmと愛知池を主な施設として管理を行っています。
愛知池は、幹線水路約112kmのほぼ中間に位置しており、主な役割は2点あります。

1点目は、愛知用水取水口から取水した水は約112kmある幹線水路先端に到達するのは約13時間後(到達時間)となります。天候等の変化で水を利用する人達が、水を多く使いたいときに間に合いません。また、少ししか使わない時にも適切に調節する必要があります。このため、愛知池の下流側の水の調節は愛知池で行い、下流側の水量の使用の変化に適切に対応することです。

2点目は、大雨等により木曽川に水が多く流れているとき、木曽川の水を幹線水路をとおして愛知池に貯めておき、少しずつ使うことにより、牧尾ダム等の貯水量を温存し、渇水等に備えることです。このように、愛知池は水の調整を行う役割があることから、正式な名前は東郷調整池と呼びます。

愛知池は調整池の役割を果たすためだけでなく、広大な敷地と豊かな自然環境があり、周回道路(管理用の道路)は市民の皆様に開放しておりますが、一部のこころない利用者のゴミ投棄などの問題があります。愛知池の水は農業の水、水道の水、工場の水とさまざまな利用がされていますので、水質悪化につながるような行為は許されません。このため愛知池には水質保全、利用者の安全等の面から利用するルールがあります。主なものは次のとおりです。

@ 動物の放し飼い、糞などの放置は禁止します
A 花火、バーベキューなどの火気の使用は禁止します
B 魚を釣ったり、池に入って泳ぐこと、動物を池で泳がせることは禁止します
C ゴルフ、ラジコン、スケートボード、ローラースケートなどの使用は禁止します。
D 自転車による高速走行は禁止します
E 水上バイク、ボートなどの使用は禁止します(愛知県ボート協会の競技等は認めています)
F 車やバイク(原動機付自転車を含む)の乗り入れは禁止します
その他、水質悪化、危険な行為は禁止等しています

これらの行為については、愛知用水総合管理所において、TVカメラ等により愛知池の利用者の状況を監視し、ルールに反した行為を発見した場合は、職員が現場に駆けつけ、注意することがありますが、愛知池を利用されている多くの方がルールを守り、皆様が安全に気持ちよく利用していただくため、ご理解ご協力をお願いいたします。

このルールを守っていただき、愛知池が市民の皆様に親しまれ、水質保全が図れることは、管理者としては大変嬉しいことです。

なお、毎月第3土曜日には朝9時30分から約1時間程度、愛知池の周回道路等の清掃を奉仕活動として行っています。
皆様の参加をお待ちしています。(管理所前集合です)

( 注:”中流管理室”は”愛知用水総合管理所 管理課”と合併しました 2012年4月現在)
 
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