HOME 環境への取り組み > 水路上に設置した「太陽光発電設備」
      
 
 独立行政法人水資源機構では、平成19年度~平成20年度に、環境省が実施する「地球温暖化対策技術開発事業」の一環として、『水面を利用した大規模太陽光発電システムの実用化を目指した技術開発』を環境省からの委託事業として実施するため、東郷調整池(愛知池)の水面及び陸上部に太陽光発電設備を設置していました。

設置位置図
 
実証実験(東郷調整池)
 実験中の様子は
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  環境省の委託事業は、平成20年度で終了しましたが、水資源機構が長期的な運用の安定性、耐久性能について、追跡調査を平成24年度まで継続し、成果を得ることができました。
 この実証実験で使用した太陽光モジュールを愛知用水幹線水路上に移設し、震災等により、商用電源が遮断された場合の非常用電源として利用しています。
 移設場所は、白山観測所地点、諸輪観測所地点、大高観測所地点、高野府観測所地点の4か所で、発電力はそれぞれ10kWです。
 一年間の計画総発電電力は、約44,000kWhで、年間売電額を管理費の軽減に充てます。
 一般家庭の年間消費電力に換算すると、4人世帯の平均で約12世帯分を超える家庭の年間消費電力に相当します。
 また、CO2削減量としては、火力発電と比べ年間約23ton、原油計算で年間ドラム缶約57本分(約11,300
ℓ)の原油を節約することになります。


 白山発電所


 諸輪発電所


 大高発電所
 高野府発電所


 
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