HOME 密着!ミズキコウスコープ > 各スコープ 2011.07.04
 
< 前半戦
   【13:00】 業務 (午後)
午前中に引き続き 愛知用水の現状をチェック!

データをみると午後に入っても計画したより水が使われていない・・・。
雨も降りそう・・・。

  「よし!(水路に)流す量を減らそう!」
こうやって水の配水がうまくいっているかどうか常に監視し、状況によっては水の量などを変更したりして調整しています。 
 

 
今日の計画が一段落すると今度は明日の計画をたてます。

まず今後、ダムの水位がどう変わるか牧尾ダム(牧尾管理所)が予測を立てます。
 
連絡


予測をもとに配水係のメンバーと話し合い
明日のダムの放流量を決めていきます。

使う分だけダムから放流すればいいのでは・・・?

ところが そういうわけにはいきません。

愛知用水は牧尾ダムから水路の始まり愛知用水取水口までは
「木曽川」を経由しています。

「木曽川」から水を取るには 昔からのいろいろな決まりごとがあって
使う分だけダムから放流すればいい、ということができないのです。

愛知用水は後からできた人工のもの。
もとからある自然の「木曽川」の水量が不安定にならないよう
牧尾ダムの放流量や貯水量などを調整しなければならないのです。
 
愛知用水と「木曽川」


K氏 脳内コンピューター(?) フル稼動!
 
そのためには「木曽川」とダムの状況も常に頭に入れて
計画を立てなければなりません。


そうしているうちに 水を利用する人たちから
明日の予定(使用量など)の連絡が入ってきました。

天気 水路や貯水池の状況・・・・・・・ いろいろな条件をふまえて・・・・・・・
<(;´^`)> う〜ん <(`ヘ`;)
 
ようやく
明日の「配水予定」が決定!
すぐに 水路のゲートなどを遠隔でコントロールする機械
(
遠方操作卓)に計画した放流量などを入力。


これで明日の準備ができました。

ふぅ・・・ε‐(´o`)。
 

   【17:00】 夕礼
朝礼同様、職員全てが集まり夜間の操作員と業務を
交代(引継ぎ)します。

今日の状況と明日の配水予定を述べ本日の配水の仕事は
終わりました!

いろいろありましたが この日もいつもどうり無事に水を届けることが
できました。


その後、Kさんは雑務におわれ、夜がふけていくのでした・・・。  

   
密着を終えKさんにインタビュー  
『この仕事をやっていてよかったと思うことは?そしてひとこと・・・』 
「管理の仕事は新しいダムや水路の建設などのように目に見えるような派手さはありませんが
できあがった施設、今ある施設を管理する中にも魅力はたくさんあると思っています。

水管理や施設管理ではいろいろな問題に直面しますが、今までの経験を活かして知恵を出し合い
問題を解決した時、喜びとやりがいを感じます。

『水が届かないことがあってはならない』

毎日気が張る仕事ではありますが利水者の方々に水を安定して届けることを使命に頑張ります。」
 
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