目的
昭和51年の一部通水開始から約20年を経過した平成7年時点の木曽川用水施設は、地盤沈下に起因する開水路通水断面の不足、及び老朽化等に伴う管水路や排水路の漏水事故の増加、並びに通水機能の低下等の問題が生じ、更にはポンプやゲート及び集中監視制御装置等の機械・電気通信設備も老朽化等に伴う損傷が激しく、各施設や水路機能が著しく低下していた。これらの施設は、受益地域の社会的経済的活動に対して大きく寄与していることから、緊急に対策を講じる必要が生じていました。
このため、緊急的に機能回復の必要性が生じている水路及び機械設備を新たに改築し、水の安定供給と施設の安全性の確保を図り、施設の監視と制御等を行う水管理システムを再構築し、施設の安全度向上を図ることを目的として木曽川用水施設緊急改築事業を実施しました。 |