平成19年度から新設された「水資源開発施設等保全管理事業」の一環として、竹谷支線水路の劣化したPC管部において、11月11日〜12日、17日〜18日にわたり補強工事を実施しました。三重用水の支線水路では、暫定通水後14〜23年が経過し、この間に出水、漏水事故が多々発生してきています。事故の主な要因はPC管の劣化と判断されるものと塩ビ管の破損に伴うものが大半を占め、特にPC管部の補強対策が課題となっています。 
 今回、補強工事を実施した個所は、四日市西警察署の近傍にある竹谷支線(口径800mm)のうち延長約450m、四日市市県(あがた)小学校の通学路となっています。
 採用した工法は、既設管内に熱硬化性樹脂を含浸した不織布を反転により既設管内に挿入し、水で既設管に圧着し、温水を用いて硬化させて、既設管内に新たな管路を構築するものです。
 三重用水では施設機能診断を行い、計画的に補強工事を実施していくこととしています。

    
工事状況写真 (参考)他工事での状況写真