施設紹介

堰全景の写真

管理所

管理所の写真
 管理所は、長良川河口堰の各設備の監視や操作を行う場所です。

 ここでは管理に必要な情報が全て集まり、その情報を基にゲートの操作などを行っています。

調節ゲート

調節ゲートの写真
 調節ゲートは、堰中央に設置された10門の水門です。管理所からの操作によって、2段式ゲートを上下することで堰からの流出量や堰上流の水位を調節します。

 丸い上屋はゲートを動かす機械や通信設備が入っており、水滴をイメージしたものとなっています。

ロック式魚道

ロック式魚道の写真
 ロック式魚道は、上下流2ヶ所のゲートを使って魚たちの移動を助ける魚道です。

 上下流ともに、2段式のゲートとなっており、オーバーフロー、アンダーフローの操作を組み合わせて、多様な魚類がそ上できるようにしています。

 

呼水式魚道

呼び水式魚道の写真
 呼水式魚道は、中央部の呼び水水路と左右の階段式魚道からできています。
呼水水路から早い流速の水を流して、魚道入り口に魚を集め、魚道からそ上できるようにしています。

 堰左岸・右岸の両方に設置されており、左岸側の様子は観察室から見ることができます。

 

魚道観察室

観察窓から見た遡上する魚
 観察窓から呼び水式魚道を遡上する魚を見ることができます。

堰の左岸側にあり、一般の方でも自由に入ることができます。

(毎日午前9時から午後5時頃まで。※多少時間が前後する場合があります。)

せせらぎ魚道

せせらぎ魚道の写真
 せせらぎ魚道は、堰右岸の溢流堤(いつりゅうてい)に設けた魚道で、自然の小川のような流れをつくり出し、多様な魚類等が遡上できるようにしたものです。

 この魚道では、底生魚をはじめとする泳力の小さい魚類やモクズガニ、テナガエビ等のエビ・カニ類さらには泳力の強いアユなど多様な魚類等の遡上に効果を発揮しています。

 

閘門(兼ロック式魚道)

閘門の写真
 閘門は、堰の右岸側に設置された船の通り道です。通航する船舶が通船要求引き綱を引き、合図することにより操作を開始します。

 船が通らない時間帯は、ロック式魚道として運用しています。

 

観測塔

観測塔の写真
 堰の上下流・左右岸の河川内4箇所に設置されており、水位、水質、水温、波の高さなどを自動で観測しています。ここで観測されたデータは管理所まで送られます。  

 また、上流右岸と下流左岸の観測塔には、津波時操作の際に注意喚起を行う警報設備(サイレン・スピーカ)が設置されています。

人工河川(右岸広場)

人工河川の写真
 堰の右岸側溢流堤(いつりゅうてい)に造られた約250mの人工の河川です。

 上流部(湾曲している部分)は、親水性のある広場になっており、市民の憩いの場として利用されています。

 また、下流部の約100mの水路は、10月~11月にかけて、アユふ化事業などの水産振興策の一環として利用されています。

防災資料館アクアプラザながら

アクアプラザながらの写真
 アクアプラザながらは、堰左岸に建てられた木曽三川と長良川河口堰の資料館です。

 館内では、大型映像シアター、パネル、リモコンカメラ、模型などを使って、長良川の歴史や河口堰の事業を楽しく分かりやすく紹介しています。

 河口堰本体が間近に見えるテラスや周囲の景色を一望できる展望室やデッキもあります。


 災害時には桑名市の指定する「避難所」となります。


 休館日:毎週月曜日、年末年始(12月29日から1月3日)

 利用時間: 10:00~16:00