ロック式魚道

 ロック式魚道は、運河の閘門で船を通すのと同じ様な仕組みで魚類を遡上させる魚道で、上下流それぞれにゲートを配置し、このゲートを操作することによりロック内の水位を調節して魚類等を遡上しやすい環境にしています。

 また、2段式のゲートとなっており、オーバーフロー、アンダーフローの操作を組み合わせて、多様な魚類がそ上できるようにしています。

オーバーフロー操作

 アユ、サツキマスなどの移動を助けます。

オーバーフロー操作の解説図

アンダーフロー操作

 川底をはうように移動するカジカ類やカニなどの移動を助けます。

アンダーフロー操作の解説図

 アンダーフロー操作の図1の段階で塩分を含んだ水がロック室に侵入しますが、図2に以降する間に、上流ゲートをオーバーフロー状態、下流ゲートをアンダーフロー状態にし、塩水の排除を行って堰上流への侵入を防ぎます。