セアカゴケグモ対策について

はじめに

 平成20年6月9日に、長良川河口堰管理所構内で神経性の毒を持つ「セアカゴケグモ」を発見しました。平成20年から行っている定期的な調査と駆除について説明します。

長良川河口堰周辺における発見及び駆除の状況

(1)駆除の状況

今までの調査と駆除の結果は次表のとおりです。
(個体)
年度 成虫 卵のう
平成20年度 186 139
平成21年度 29 53
平成22年度 8 2
平成23年度 203 119
平成24年度 83 72
平成25年度 188 88
平成26年度 208 601
平成27年度 394 370
平成28年度 153 133
平成29年度 272 227
平成30年度 366 190
合計 2090 1994
※平成30年7月現在

セアカゴケグモ調査状況の写真

調査・駆除の状況(H30.7月)

 

セアカゴケグモ調査状況の写真

今後も、定期的な調査と駆除(繁殖期・繁殖期後の卵のう)をしていきます。

(2)啓発活動の継続

 長良川河口堰管理所では、資料館「アクアプラザながら」や駐車場、右岸広場等にて、パネルやポスターによる啓発活動を実施しております。
 

咬傷事故を防ぐには

 咬傷事故を防ぐには、セアカゴケグモについての正しい知識を持つこと、個体数を減らすこと等が重要となります。

(1)セアカゴケグモの駆除

 セアカゴケグモは、①日当たりのいい暖かい場所、②巣をつくる適当な隙間があること、③昆虫などの餌が豊富にあること等を条件に巣をつくります。具体的には側溝の蓋の裏、水抜き管、自動販売機の裏、エアコンの室外機の裏等の人工的な構造物に巣をつくります。

 それらの場所にセアカゴケグモを見つけた場合は、ピレスロイド系のスプレー式殺虫剤を用いて駆除することが出来ます。なお、過剰な薬物の使用は、環境上よくありませんし、他のクモも駆除してしまうこととなり、かえってセアカゴケグモを増やすことになりますので留意して下さい。また、全てのセアカゴケグモを駆除することは困難ですので、定期的に調査・駆除することが重要です。

セアカゴケグモ調査状況の写真

セアカゴケグモ(大きい方がメス、小さい方がオス)

 

(2)環境の整備

 最近の咬傷事故は、庭やベランダに置きっぱなしにしているサンダル等の履物を履くときによく発生しています。履物を庭やベランダに放置しないことや、庭やベランダに置きっぱなしにしているサンダル等の履物を履くときには、十分に確認することが大切です。また、セアカゴケグモの駆除、庭や溝の掃除をする場合は、軍手等を着用し、出来れば長袖・長ズボンの着用も大切です。

 

(3)万一咬まれた場合

 セアカゴケグモに咬まれた場合は、すぐに傷口を洗い、毒を洗い落とすとともに、医療機関で受診して下さい。また、保健所等にも咬まれた旨の連絡をして下さい。

おわりに

 セアカゴケグモは、既に日本に定着しつつあると言われており、完全駆除は大変難しい状況にあると思われます。

 咬傷事故防止に向け、長良川河口堰管理所では、今後も定期的な駆除を実施していきます。
 また、咬傷事故時に正しく対応する等の知識の普及にも努めてまいります。