1. ホーム > 
  2. 様々な取組み > 
  3. 海外情報 > 
  4. スマトラ島沖地震・インド洋大津波に関する義捐金活動報告

スマトラ島沖地震・インド洋大津波に関する義捐金活動報告

2004年12月26日に発生したスマトラ島沖地震とインド洋大津波による災害に遭われた方々に、深い哀悼の意を表します。

水資源機構ではスマトラ島沖地震とそれに伴う津波被害に対し、義捐金活動を実施して参りました。
寄せられました義捐金の総額は1,574,500円となり、特に犠牲者数の大きかったインドネシア、スリランカと、国際緊急援助隊事業を実施しているJICA(国際協力機構)にお渡しし、役立てて頂くこととしました。
改めまして、ご支援頂きました皆様に御礼申し上げます。

表 : 義捐金の結果
送付先 金 額 相手方
インドネシア 614,000 公共事業省水資源総局長
スリランカ 614,000 マハヴェリ流域開発庁
JICA 346,500 JICA窓口
総 額 1,574,500  

経過報告

水資源機構はNARBO(アジア河川流域機関ネットワーク)事務局本部として、また日本の技術協力事業の一環として多くの職員を派遣してきており、これまでアジア各国の機関と強い結びつきを持ってきました。このため、スマトラ沖地震の発生の報を受け、12月28日から1月20日の期間にかけて、職員及び一部関係者に対し義捐金の呼びかけを行いました。
義捐金の使途については、同じアジアに住まう仲間であり水資源に関わる方々に役立てて頂き、もって被災国、地域の復興に役立てて頂くことを旨とし、水資源機構と繋がりのある組織への手渡しをおこないました。
配分については、特に犠牲者数の大きな国を対象とすることとし、インドネシア、スリランカに等分に配分することとしました。
義捐金の送付については、当初、集まっていた義捐金(11万4千円)を1月14日に、インドネシアを訪問した水資源機構技術研究研修センター長からインドネシア公共事業省水資源総局のバスキ総局長(NARBO議長)へ手渡し、その後、22日時点で精算を行い集計額の半額との差額(50万円)を1月26日、水資源機構情報企画課長から同じくインドネシア公共事業省水資源総局長へ手渡しました。その後、さらに送金があり、最終的には1,574,500円の金額となりました。
このため、スリランカについては、当初の予定どおり、インドネシアと同額(61万4千円)を送ることとし、残額(34万6千5百円)については、国際緊急援助隊事業を実施しているJICA(国際協力機構)にて役立てて頂くことといたしました。
3月3日、スリランカを訪問した水資源機構情報企画課補佐からスリランカ・マハヴェリ流域開発庁(マハヴェリ開発省)のタナクーン庁長(NARBO副議長)へ手渡し、全額を関係者に届けることが出来ました。

2004.12.26
スマトラ沖地震発生 (東南アジア、南アジアの関係者の安否確認、情報収集を開始)
2004.12.27
義捐金活動のための事務局を水資源機構情報企画課へ設置
2004.12.28
水資源機構全体へ義捐金の募集通知
2005.01.13
水資源機構技術研究研修センター長からインドネシア公共事業省水資源総局長(NARBO議長)へ
義捐金の一部(11万4千円)手渡し(於:ジャカルタ、インドネシア)
2005.01.25
水資源機構情報企画課長からインドネシア公共事業省水資源総局長(NARBO議長)へ
義援金の一部(50万円)手渡し(於:ジャカルタ)
2005.02.01
義捐金総額 ¥1,574,500- (1月31日集計終了)
2005.02.04
水資源機構情報企画課長から国際協力機構(JICA)本部(国際緊急援助隊事業部署)へ
義捐金の一部(346,500円)手渡し
2005.03.03
水資源機構情報企画課補佐からスリランカ・マハヴェリ流域開発庁長(NARBO副議長)へ
義捐金の一部(614,000円)手渡し(於:コロンボ、スリランカ)
お見舞い文と義捐金を手渡す水資源機構技術研究研修センター長

1月13日 お見舞い文と義捐金を手渡す水資源機構技術研究研修センター長
(右:インドネシア公共事業省Basuki水資源総局長、左:貞弘技術研究研修センター長)

スリランカの現状(訪問記録:3月2日~5日)

今回、スリランカの政府機関であるマハヴェリ流域開発庁(MASL)(マハヴェリ開発省)、国家水資源庁と話し合いを持ち、またその後、MASLの開発事業(JBIC融資)、津波被災地区を訪問しました。
スリランカの政府機関については、多くの機関、職員が献身的に努力していらっしゃいました。
既に海岸から一定のエリアを樹林帯や防波地区とするための計画も具体化しつつあること、特に技術系の政府機関は、各々指定された地区や被災村を対象に復興支援を行っているとのことで、南部のある地区では、寺院の移転、復旧などをMASLが支援していました(寺院は住民の心のよりどころとして、その復興が熱心に進められているようです)。なお、被災地では住民が戻りつつあり、あちこちで引っ越しをしている様を見ることが出来ましたが、職の問題、集落ごと消失しており、生活インフラが無くなってしまっている問題など、復興には長時間が必要でしょう。
円借款としてマハヴェリ川流域ではないが、最貧地域であり技術的、人員的な点でMASLが事業実施しているWalawe地区のLeft Bank Projectでは、この事業で仕事をされている日本人が指揮して、津波災害発生直後から数十台の重機を引き連れ、政府機関と協力して緊急復旧にあたったとのことで、特にその即断の支援活動については、現地の方々から非常に感謝されているようでした。
被災度が深刻なのはやはり島の東側とのことでしたが、テレビでも報道されていた鉄道については、隣に新レールが設けられ、コロンボから南に向けて着々と復旧されてきていました。
簡単ですが、以上報告させて頂きました。今回の義捐金活動では、ご声援、ご協力を頂きました。改めて御礼申し上げます。

追記:スリランカの潅漑システム管理は長い歴史の中で成熟してきており、現地の方々は非常に自信と誇りをお持ちでした。今回訪問したマハヴェリ流域開発庁は、ダムや水路を建設管理するだけでなく、農民へのマイクロクレジットなども行っていました。特に水資源開発関連については、全国の指導的役割をしているとのことです。なお、発電では全国の55%シェアを持ち、管理地域の作物収量は全国の25%、さらに元々、スリランカの中の貧困地域の開発を行ったため、都市への人口流入抑制効果など国家に対し大きな貢献をしているといえます。

寺院の再建(マハヴェリ流域開発庁がサポート)

寺院の再建(マハヴェリ流域開発庁がサポート)

脱線した電車(手前に新しいレール)

脱線した電車(手前に新しいレール)

ページトップへ