|
平成20年8月8日、草津市の近江大橋沿い湖岸にて、新浜田んぼ池完成式および自然観察会を開催しました。
瀬田川や南湖浚渫土砂の仮置き場として利用してきた新浜ヤードは、近江大橋沿いという目立つ立地でありながら雑草や雑木が生い茂るなど景観上好ましくない状況にあったことから、草津市や地元自治会の改善要望を受け、有効利用を検討していました。平成17年度に湖岸堤の堤内側に、企業による大型店舗出店計画が具体化したことから、造成盛土材として利用すべく当該企業と協定を締結し、土取り後の跡地整備として、水利使用に関する協議など法手続を済ませ、約1.5haのコイ科魚類等の産卵・育成の場である田んぼ池を創出しました。琵琶湖からポンプにより取水した水は、暗渠管を通して上池に通水し、各々段差20㎝の階段状魚道によって結ばれた中池、下池に流れていきます。さらに、下池と琵琶湖は、外来魚の侵入を防ぐ階段式魚道によって繋がっています。
当日は、真夏日の中、草津市や県を始め南湖再生ワーキング関係機関や地元関係者ら約百人が出席し、代表者による挨拶の後、上池へのポンプ通水、テープカット、約40名の地元園児らによるフナの稚魚放流を行いました。その後、下池にて自然観察会を実施し、琵琶湖から遡上して生息し始めた魚類や昆虫等を採取しました。観察結果の説明の際には、魚や昆虫の特徴や身近に生息する生物の意外な習性についての説明に聞き入る参加者の姿が見受けられました。子供たちは、採取した魚やザリガニと触れ合うことで楽しく過ごしている様子でした。この模様は、新聞社や地元放送局の取材を受け、夕方のニュースで大きく取り上げられました。
今後は、自然観察会等の環境学習の実施や湖岸堤側に整備された広場の利用などについて、関係機関や地域住民、NPOなどと密接に連携し、共同による管理運営を目指していきます。
|