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2012年06月11日

~新たな水生外来生物「オオバナミズキンバイ」の駆除活動に参加しました~


 オオバナミズキンバイ(アカバナ科)は、南米及び北米南部を原産である水生外来植物です。
 国内では、2007年に兵庫県加西市のため池に逸出・野生化していることが最初に確認され、その後、和歌山県からも報告されています。
 琵琶湖では2009年に守山市赤野井湾で確認され、ここ2、3年の間に急速に分布を拡大している実態が明らかとなりました。
 オオバナミズキンバイは、国内での野生化の報告から時間が経っていないため、現時点では法的に駆除すべき種には指定されていません。しかし、野生化して在来の動植物に深刻な影響を及ぼすことが確実に予見され、その指定を受けてからの対応では遅きに失し、多大な経費と労力をかけても抑制すら困難な状態になることが必定です。
   そこで、外来生物の蔓延を防ぐために、早期の迅速な対応が必要との観点から、水生外来生物に知見のある方々が中心となった駆除活動が計画され、滋賀県を始め琵琶湖に対する強い思いを持つ民間会社等の方々の参加に合わせて、水資源機構関西支社と共に琵琶湖開発総合管理所もこれに参加しました。

○ 日 時  平成24年6月9日(土)10時30~17:00
○ 場 所  守山市山賀町地先(赤野井湾湖岸)
○ 参加者数 約70名
○ 駆除量  約1.5トン(25kgネット×約600袋)

 近畿地方には、前日に梅雨入り宣言がなされ、時折小雨そぼ降る中、水中班と陸上班に分かれ湖岸縁にブルーシート(石積み護岸の切れ目への根の落下防止)を敷き厄介で重量のある蔓の伸びたオオバナミズキンバイを次々に引き揚げ、速やかに25kg容量のネットに詰め込む作業をしました。
 引き揚げも詰め込みも相当な労力が必要で、作業を初めて10分程で私の腰は悲鳴を上げました。しかし、参加者は不平も文句も無く、休憩も取らずにひたすら駆除作業に没頭しました。
 その成果は、午前中で目標の3分の2程の作業が捗り、午後の昼食も取るやいなや、駆除作業を再開し、16時30頃にはほぼ予定の駆除を達成したときには、皆の顔には泥しぶきと服は泥汚れの中、充実した面持ちが垣間見えました。
作業を終えた後、琵琶湖の輝く雄大さと自然環境が子々孫々、未来永劫、続くように祈らずにはいられませんでした。


駆除活動状況1 駆除活動状況2
駆除活動状況1 駆除活動状況2