ぽとり~職員のコラム

2013年5月16日

琵琶湖の景勝地

 琵琶湖周辺には風光明媚な場所が多く、昔から「近江八景」「琵琶湖八景」等と景勝地の選定がなされていました。  「~八景」というのは11世紀に中国の画家が中国湖南省の瀟水(しょうすい)と湘江が交わる洞庭湖付近の景勝地を選んだ「瀟湘(しょうしょう)八景」が最初と言われています。日本では鎌倉時代から室町時代にかけてこの「瀟湘八景」が入ってきまして、日本でも風光明媚な場所を「~八景」として選定するようになりました。近江八景の外には「金沢八景」等が有名です。

「「堅田の落雁」にて描かれた浮御堂」


近江八景は、比良(ひら)の暮雪(ぼせつ)、堅田(かたた)の落雁(らくがん)、唐崎(からさき)の夜雨(やう)、三井(みい)の晩鐘(ばんしょう)、矢橋(やばせ)の帰帆(きはん)、粟津(あわづ)の晴嵐(せいらん)、石山(いしやま)の秋月、瀬田の夕照(せきしょう)と、琵琶湖の南部の名勝地から選定されまして、これらの風景は大津市歴史博物館に展示している浮世絵などで観ることができます。  大津市歴史博物館:大津市御陵町2番2号 TEL077-521-2100                      HPアドレス(http://www.rekihaku.otsu.shiga.jp/) 当時の風景と現在の風景を比べてみるのも面白いかもしれません。  また、近江八景は落語の世界にも登場します。近江八景の地名を引っ掛けた恋文について、占い師が語呂をかけて解釈する噺ですが、こちらも一度聴いてみたいものです。

「「矢橋の帰帆」の舞台となった矢橋港跡」