ぽとり~職員のコラム

2013年06月07日

琵琶湖博物館に行ってきました


 この琵琶湖開発総合管理所に赴任して一年が経過しました。その間、よく周りから「琵琶湖を知るには琵琶湖博物館に行ったほうがいい。」との声を聞きました。自分の怠惰さもあり、なかなか行く機会がありませんでしたが、先月末の休日、初めて琵琶湖博物館へ行ってきました。
 遠目には見たことがありますが、実際に中に入るとかなり広く感じました。それ以上に琵琶湖に関する内容が充実していて驚きでした。
 中でも興味深かったのが、A展示室にある琵琶湖の生い立ちです。古代湖である琵琶湖は今の三重県上野盆地に誕生し、その後、消滅を含め、形を変えながら、400万年かけて北上し、現在の位置まで移動してきました。2回の火山活動を経て、今のように、大きな湖になったのは、約40万年前とのことです。(下図参照。)
 そこでいろんな疑問が浮かんできました。
この壮大な歴史から見れば、江戸時代から現在に至るまでの、琵琶湖における人類の数々の取組は、将来的に(それこそ数万年後)どう映るのだろうか。
 琵琶湖の最深部についても、流入河川460本以上(うち、1級河川約120本)の河川が琵琶湖に流れ込み、出水の度に土砂が大量に入ったはずだから、いくら湖岸に沿った濁質の流れが卓越しているとはいえ、多少なりとも湖心部分には土砂は入ったと思われる。とすると近いうちに埋まってしまうのでは?(そうではなく、琵琶湖自体が東西方向に縮んでいるため、このことにより、堆積するよりも沈むほうが早く、深い部分は1000年で1mm沈むということを、後日教えてもらいました。)
 ビワコオオナマズが今やこの湖の主だが、実はもっと巨大な主が、つい最近までいたのではないだろうか?水族館の魚たちも実は新入りの部類に入るのでは?
 そういったことを考えると夜も眠れません。
 琵琶湖博物館へ行ったことがない皆さん、機会があったら、是非行ってみて下さい。


琵琶湖位置の移り変わり(琵琶湖博物館HPより)