ぽとり~職員のコラム

2013年6月28日

大津宮(おおつのみや)・大津京を想う


  古代、大津市内に都(みやこ)が置かれたことがありました。現在の大津市錦織(にしこおり)地区がその中心地でした。
 西暦645年に大化の改新を成功させた中大兄皇子(なかのおおえおのおうじ)は、667年に飛鳥から近江(現在の大津市)への遷都(せんと)を行い、天智(てんじ)天皇となりました。
 しかし、671年に天智天皇が亡くなると翌年、皇位継承をめぐる壬申(じんしん)の乱が起こり、天皇の子である大友皇子(おおとものおうじ)と天皇の弟である大海人皇子(おおあまのおうじ)が争い、大海人皇子が勝利しました。
 大海人皇子は天武天皇となり、都は再び飛鳥に移されたのです。
わずか5年間の都でしたが、大津宮(大津京)では初の戸籍となる庚午年籍(こうごねんじゃく)の編成など政治改革が進められました。また、671年に大津宮で漏刻(水時計)を設置して日本で初めて時を告げた、との記録が残っています。
6月10日の「時の記念日」は、この初めて時を告げた日に由来しています。
 天智天皇をまつる大津市の近江神宮境内では、復元された漏刻を見ることができます。

大津宮跡(大津市錦織) 復元された漏刻(近江神宮)