ぽとり~職員のコラム

2013年08月27日

滋賀県で一番”低い”山


滋賀県で一番低い山、知ってますか?

大阪の天保山(標高4.1m)や愛媛の稲荷山(標高7m)など全国にはそうそうたる低山がありますが、県境に琵琶湖をとりまく峰々が連なり、ある意味山国である滋賀県においてはそのレベルの猛者は存在せず、国土地理院の地図に高度が記載される山の中で最も標高が低い山は大津市の大日山(標高129m)となっています。

 この大日山、瀬田川洗堰の左岸上流(宇治発電所取水口の対岸)に位置し、遠く竹生島から流れてきた、はたまた奈良時代に僧行基が掘削を試みるも下流域の氾濫を恐れて断念したなどの伝説が残る山でもあります。
明治以降の治水工事の中で一部が掘削されましたが、今も瀬田川に突き出るような形で現在に至っています。

 山はすそ野まで宅地化が進んでいます。山腹にある大日堂までは自然石の階段を歩きますがその先の山頂まで、はっきりとした道はありません。でも山は上へと進めばいつかは山頂に出るもの。薮とクモの巣をかき分けながら道無き道を進むとあっけなく山頂にでます。

 山頂を示す標識は見あたらず、踏み固められていない軟らかい土の上で落ち葉を踏む足音だけが聞こえます。雑木に囲まれて眺めは期待できませんが、意外に明るく、何とも言えない静寂に包まれており、なかなか雰囲気の良い場所でした。

 皆様も大日山に挑戦してみてはいかがでしょうか、10分程で滋賀県最低峰に無酸素単独登頂です。ただし天保山のように山岳救助隊は組織されていません。お気をつけて。

写真)瀬田川洗堰と大日山