ぽとり~職員のコラム

2013年12月20日

◆錦秋に染まる金剛輪寺◆

 滋賀県の名所のひとつ、湖東三山(ことうさんざん)をご存知でしょうか。
 琵琶湖の東側、鈴鹿山脈の西側中腹に位置する百濟寺(ひゃくさいじ)、金剛輪寺(こんごうりんじ)、西明寺(さいみょうじ)という三つのお寺を指して言います。長い歴史があり、百濟寺の場合は606年に聖徳太子が建てたとされています。また、三つとも比叡山傘下の天台宗寺院だったため、織田信長の焼き討ち目標になった悲劇の舞台でもあります。

春の百濟寺 夏の西明寺 秋の金剛輪寺
春の百濟寺 夏の西明寺 秋の金剛輪寺

 今年のはじめに「各季節に参拝しよう」をテーマに定め、ひとつずつ巡る旅を計画しました。春の花咲く4月には百濟寺。緑の茂る6月には西明寺。そして紅葉に彩られる11月に金剛輪寺という内容です。

 少し前になりますが、秋晴れのさわやかな日曜日に行ってまいりました、金剛輪寺。
 ベストシーズンということもあり、かなりの人出でした。山門周辺は大型バスでの参拝客であふれていましたが、境内が広いため混雑した印象は無く、そぞろ歩きで紅葉狩りを楽しみました。

 赤・黄・深紅・黄土・深緑と色彩満載の庭園を見回り、池や小さな滝の水辺に落ちた葉を眺めました。イチョウは黄色と思っていましたが、陽光を受けた葉は黄金色。こんな見え方をするとは、初めて知りました。澄んだ青空とのコントラストが鮮やかで、思わずシャッターを切りました。水底ではイモリがのんびり泳いでいました。和みます。
 そこから本堂までの300メートル。近そうに見えて結構な勾配の参道です。
 土のままの道や苔むす石段を、息を荒げながら上りました。休憩がてら写真を撮りつつ、地面を踏みしめます。

秋の金剛輪寺、紅葉その1 秋の金剛輪寺、紅葉その2
秋の金剛輪寺、紅葉その1 秋の金剛輪寺、紅葉その2

 上りきると、見事な紅葉と大木、そして本堂と三重塔のパノラマが迎えてくれました。「血染めのもみじ」とちょっと怖い感じの呼ばれ方をする金剛輪寺の紅葉ですが、まさに圧巻。赤色だけでも、いったい何種類あるのだろう、と思うほど様々な色が散りばめられていました。本当に素晴らしい景色でした。

 12月末には雪に沈む湖東三山。また違った印象を見せてくれるのでしょうね。


 名神高速道路や国道307号線に程近い距離にあり、今年10月21日には湖東三山スマートインターチェンジが開通したため、アクセスは格段にスムーズになりました。
 お参りの際は、是非、山門においてある「参拝の友」と書かれた杖を手に、お登りください。なんともいえず風情がありますよ。


     西明寺(さいみょうじ) 滋賀県犬上郡甲良町大字池寺26
                 (スマートICより3分)

     金剛輪寺(こんごうりんじ) 滋賀県愛知郡愛荘町松尾寺874
                 (スマートICより1分)

     百濟寺(ひゃくさいじ) 滋賀県東近江市百済寺町323
                 (スマートICより8分)