ぽとり~職員のコラム

2014年1月29日

堅田(かたた) 湖族の郷(こぞくのさと)


 大津市堅田の街(まち)を歩いていると、「湖族の郷」という看板を見かけます。
 その昔、琵琶湖を支配し、自治都市を築いた堅田湖族(堅田衆)の郷なのです。

 堅田衆が最も活躍したのは中世の時代です。堅田は琵琶湖の最も狭い所に位置し、地理的に恵まれた所です。
 堅田衆は、琵琶湖を航行する船を取り締まる「関務権」、「漁業権」、航行の警護にあたる「上乗権」を独占支配し、豊富な資金力を持って「堅田千軒」と称される豊かで活気溢れる琵琶湖沿岸で最大の自治都市を築きました。

 堅田衆は湖岸に石垣を巡らし、堀割・町筋を整備し、水軍をも保有していたと言われています。
 堅田の街は、中世以降も船運、漁業、造船の拠点として栄えました。

 また、六社十ヶ寺といわれるほど堅田の街には社寺が多く現存します。 その中には,中世の建立から一千年以上の歴史を持つ社寺もあります。

 現在の堅田は、国道沿いに大きな建物が建ち並んでいますが、大きな道路から一歩路地へ入ると、タイムスリップしたような昔の町並みをご覧になることができますよ。