ぽとり~職員のコラム

2014年07月04日

『水路閣』って知っていますか。

 みなさん、『水路閣』って知っていますか。粋なネーミングですね。


 水路閣は、京都の南禅寺境内にあり、琵琶湖の水を京都市内へ運ぶために作られた水路橋だそうです。この水路橋は、琵琶湖疏水事業の一環として明治18年(1885年)6月に着工され、同21年(1888年)8月に完成した水道用の橋で、延長93.17m、幅4.06m、高さ10m赤煉瓦造りの16連アーチ構造の優れたデザインで、京都を代表する景観の一つとなっています。また、西欧技術が導入されて間もない当時、日本人のみの手で設計、施工されたものだそうで土木技術史上、極めて貴重なものであると、説明板に書かれていました。

 その当時、このデザインを考案し設計したのが、なんと驚いたことに大学を卒業したばかりの無名の20代半ばの『土木技師』(田邊朔朗工学博士)とのことでした。〝凄い〟の一言です。

南禅寺の水路閣 アーチ構造の橋脚
南禅寺の水路閣 アーチ構造の橋脚


 水路閣の上に登ってみると幅2.42mの水路があり、琵琶湖疏水から分流した水が勢いよく流れていました。この水が分流されて『哲学の道』沿いに導かれているとのことです。

水路閣の上部 南禅寺山門
水路閣の上部 南禅寺山門


 この水路閣は、テレビのサスペンスドラマの舞台でときどき出てくる場所ですので、京都の東山に遊びに出かけたときには、是非一度訪ねて見ませんか・・・。