■安曇川沖総合自動観測所 水深別調査結果

琵琶湖北湖の底層では成層期に底泥や沈降粒子中の有機物が分解されることなどによって、溶存酸素濃度が低下します。このように北湖で生じる水深によって水質が異なる現象を把握するため、水深別調査を実施しています。

水資源機構では安曇川沖総合自動観測所において、水深別調査を実施しています。2014/1~2014/12の水温・DO飽和率の水深別調査結果について以下に示します。


水温・DO・DO飽和率(2014年1月~12月)

●DO飽和率とは・・ DO(Dissolved Oxygen)飽和率
水中に溶解している酸素の飽和率で、水質汚濁状況を測る指標の1つ。
きれいな河川ではほぼ飽和値に達していますが、水質が悪くなって有機物が増えると、微生物による有機物の分解にともなって多量の酸素が消費され、水中の溶存酸素濃度が低下します。
河川の汚濁指標として用いられるBOD(好気性バクテリアが、水中の有機物を酸化分解するのに必要な酸素量)と逆の相関関係にあり、DO飽和率が高い場合は水の汚濁が少ないといえます。

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水深別調査結果

※データがない日は、点検や設備更新等による欠測です。