■ 水の量をコントロール ■


 大雨などで一気に大量の水が下流に流れることを防ぐため、特に雨の多い梅雨から台風の時期(洪水期)は、前もって水位を下げて(洪水期制限水位)ダム湖にたくさんの水を貯められるようにしておき、ダムの下流域の水害を少なくします。
 また、雨が少なく川の水量が少ない時は、貯めておいた水を下流に放流し、その水を利用できるようにします。安定した水量を流せば、下流で利用できる水道水全体の量が増えることになります。
 日吉ダムは、このように川の水を状況に合わせてうまくコントロールしています。
洪水期 洪水が発生しやすい時期(6月16日〜10月15日)
非洪水期 洪水が発生しにくい時期(10月16日〜翌年の6月15日)
洪水調節容量 洪水被害を軽減するために空けておく部分 サーチャージ水位 洪水被害を軽減する時に貯留する最高水位
洪水期利水容量 洪水が発生しやすい時期に使う水を貯める部分 常時満水位 洪水が発生しにくい時期の通常の水位
非洪水期利水容量 洪水が発生しにくい時期に使う水を貯める部分 洪水期制限水位 洪水が発生しやすい時期の通常の水位
堆砂容量 流れ込む土砂が貯まる部分 最低水位 貯水池の最低水位
貯水池使用概要図