日吉ダムの効果(速報版) 〜潤いのある河川を目指して〜  2000年夏季
桂川は日吉ダムからの補給によって安定した流れになり、農業用水等の利用・河川の生態系の保全が可能となりました。

河川流量グラフ

桂川月読橋より上流を望む(平成12年9月7日) 日吉ダムからの補給がなかった場合には、7月21日〜7月24日及び8月23日〜31日などには、瀬切れ(川の流れが途切れる状態)が生じたものと考えられます。


日吉ダムからの補給量

日吉ダム貯水池上流 日吉町天若付近(平成12年9月7日) 7月・8月の少雨に伴う渇水により、桂川への補給量は増大し、日吉ダムの貯水量がなくなる恐れもありましたが、利水者の協力により乗り切ることができました。
 その結果、日吉ダムの貯水容量 1,600万m3 の 96%(大阪ドーム約13杯分)が利用されました。


保津川下りの状況(平成12年9月7日現在)
保津川下りを上空から臨む

保津川下りは、平成6年には渇水により35日間の運休がありました。しかし、平成12年には日吉ダムからの補給により、渇水による運休はありませんでした。



現在、台風14号による前線性降雨(9月11日〜12日)等によって、貯水量は97%まで回復しており、今後の水道用水等に利用することとしています。

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最終更新日: 2007/5/31.