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自然がつくりだした高見の島 |
現在の中津川管理室がある場所(高見地区)は、大昔は海の底に眠る土地でした。今の姿からはまったく想像できないのですが、当時の地図を見ていただければよくわかると思います。
この辺りの海に多くの川が流れ込み、それらの川の流れが長い年月をかけて上流から土や砂を運んできました。やがてここには三角州が生まれ、いくつもの島々が形成されていきました。天保時代の地図を見ると、川によって分断された陸地の様子がうかがえます。高見もこのように自然の力で造られた島の一つなのです。これらの島々は「難波の八十島」と呼ばれ、現在の此花区には四貫島、恩貴島、酉島などの当時の名残をしのばせる地名がみられます。 |
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