高時川の川模様 〜河川巡視で出会ったもの〜
【平成27年05月27日号】


 雨降りの肌寒い春が終わったと思いきや、加速度的に暑さが増しつつある今日この頃、皆様、如何お過ごしでしょうか?
 前回、5月14日に更新してから2週間ほど経ちますが、その間、気象庁長浜観測地点のデータによると、約半分が夏日でした。
 ただ、事務所のある余呉地域は滋賀県の最北端に位置しており、旧の長浜市街に比べるとまだまだ過ごしやすい気候となっています。
 さて高時川の状況ですが、いよいよというか、とうとうというか、5月24日より瀬切れ状態となっています。
 川の中の様子ですが、瀬切れていないところでは、コアユ、ウグイ、ハスが元気に泳いでいました。
 ここのところ日に日に暑さが増している気がしていますが、急に暑くなると熱中症にかかる方が増えるそうです。
 習慣的に汗をかくことにより暑さに身体が順応しやすくなり熱中症にかかりにくくなるそうですので、新緑のこの時期、ウォーキングなどで汗をかくようにしてはいかがででしょうか?。
 平成27年5月20日(水)の状況
阿弥陀橋上流
阿弥陀橋上流
福橋上流
福橋上流
びわヤナ
びわヤナ

 平成27年5月27日(水)の状況
阿弥陀橋上流
阿弥陀橋上流
福橋上流
福橋上流
びわヤナ
びわヤナ

 ダムダムくん  定点写真撮影場所  ニューちゃん
注)地図中の市町名・地点名は、平成21年12月31日現在の標記となっています。
 河川巡視等で職員が現場に出かけた際には、自らが気がづいた様々な状況も撮影しています。これらの記録は、移りゆく周辺環境を把握し、それらの情報を有効活用していくためのものでもあります。

【5月26日】田んぼの脇の側溝の状態を確認していた時に、草むらから側溝に降りて逃げようとしたシマヘビとにらみ合いになりました。
シマヘビ
写真 シマヘビ
(長浜市余呉町上丹生H27.5.26)
シマヘビ
写真 シマヘビ
(長浜市余呉町上丹生H27.5.26)
 高時川の中下流部では、水面がなくなり川が干上がる「瀬切れ」という現象が毎年のように発生しています。瀬切れの結果、遡上したアユなどが大量に死んでしまうとともに、周辺では死んだ魚による強烈な悪臭被害も発生しています。
 また、高時川下流域は昔から地下水に恵まれた地域で、水道用水などの水源として年間1.5〜2.5億m3が利用されてきました。しかし、近年、一部の地下水位は低下傾向にあり、安定的な地下水利用に対する不安があります。
高時川瀬切れ発生状況
注1)平成13年と平成14年は調査を行っていません。
注2)平成27年の結果は速報です。

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