高時川の川模様 〜河川巡視で出会ったもの〜
【平成27年10月07日号】


 日中も随分過ごし易くなってきた今日この頃、如何お過ごしでしょうか?
 今年度も下半期に突入しました。ということは今年も残りが約3ヶ月・・・年々月日の経つのが早くなっていっているように感じるのは私だけでしょうか。。。
 さて、高時川の状況ですが、先週の降雨の影響は残っておらず澄んだ流れとなっています。
 川の中の様子ですが、コアユの時期が終わりに向かっている一方、ビワマスの遡上はまだ見られず、上から眺めている限りではとても落ち着いているように見えます。
 いよいよ秋本番を迎えます。寒い冬が来るまでの間、皆様それぞれの「秋」を満喫してください。
 平成27年9月30日(水)の状況
阿弥陀橋上流
阿弥陀橋上流
福橋上流
福橋上流
びわヤナ
びわヤナ

 平成27年10月7日(水)の状況
阿弥陀橋上流
阿弥陀橋上流
福橋上流
福橋上流
びわヤナ
びわヤナ

 ダムダムくん  定点写真撮影場所  ニューちゃん
注)地図中の市町名・地点名は、平成21年12月31日現在の標記となっています。
 河川巡視等で職員が現場に出かけた際には、自らが気がづいた様々な状況も撮影しています。これらの記録は、移りゆく周辺環境を把握し、それらの情報を有効活用していくためのものでもあります。

【10月7日】数はずいぶん少なくなったように思いますが、それでもまだまだコアユたちが元気に泳いでいました。
コアユ
写真 コアユの群れ
(長浜市難波町)
コアユ
写真 コアユ
(長浜市落合町)
 高時川の中下流部では、水面がなくなり川が干上がる「瀬切れ」という現象が毎年のように発生しています。瀬切れの結果、遡上したアユなどが大量に死んでしまうとともに、周辺では死んだ魚による強烈な悪臭被害も発生しています。
 また、高時川下流域は昔から地下水に恵まれた地域で、水道用水などの水源として年間1.5〜2.5億m3が利用されてきました。しかし、近年、一部の地下水位は低下傾向にあり、安定的な地下水利用に対する不安があります。
 (参考)瀬切れの判定方法について(PDF:約203kB) 高時川瀬切れ発生状況
注1)平成13年と平成14年は調査を行っていません。
注2)平成27年の結果は速報です。

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