例年にない冬の寒さ―― 春 いずこ・・・
 桜の開花が遅れ、枝先がわずかに薄紅色に・・・
 昨年は、東日本大震災による災害復旧のため中止、2年ぶり、震災を乗り越え、平成24年4月1日(日)、「第13回大和田機場さくら祭り」を開催。さらに共催として「千葉の水回廊ウォーク&疏水百選印旛沼ウォーク」(NPO法人ちば歩こう会)も実施され、約500名(内ウォーキング参加者390名)の方々が来場されました。
 当日は朝から青空が広がるウォーキング日和――。
 ゴール地点の大和田機場を目指したウォーキングチームが、花見川沿いを下流から上流へ上ってきます。その中の、10`コースの団体歩行には、水機構職員と水土里ネット職員も同行。江戸時代から続く疏水路開削の歴史や施設の説明、農業施設の解説と休憩所にはイチゴとお茶のサービス(水土里ネット印旛沼提供)もあり、約2時間半をかけてのウォーキングを楽しみました。
 また、祭りの主な内容としては、さくら広場の開放と当管理所が管理する印旛沼施設・成田用水・北総東部用水・東総用水・房総導水路の概要や3.11による印旛沼の被災状況のパネル展示と解説、ポンプ機械類施設の紹介とポンプの試運転の実演を行いました。さらに、水土里ネット印旛沼、水土里ネット千葉、国営二期等関係ユーザーの展示ブースでもアンケート調査や、パネル展示物などで盛り上げて頂きました。
 さくら広場には、10時半の開園と同時に「桜、もうちょっと咲いて欲しかったわね。」「去年は中止だったけど、今年は再開できて良かったわ!」、ご近所の方々に足を運んで頂きました。
時間とともに、20`・10`コースのウオーキングの方々も続々到着し、賑やかな広場に変わりつつ――。お昼頃からは強風に少し悩まされましたが、ご家族やグループで、自前のお弁当を広げてひと休み、疲れを癒す場としても役立っていたようです。さらに、ポンプの試運転時には渦を巻きながら吐水口から吹き出る水に歓声があがる場面も・・・。
 桜の花をめでることはできませんでしたが、参加者の方々がそれぞれの花をたくさん咲かせてくださいました。
 これからも水資源機構のご理解とご協力を頂き、水の大切さと事業のPRの場として大和田機場さくら祭りは、地域の方々と共に歩んでまいります。



  
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