佐倉市印旛沼浄化推進運動 参加報告

 10月19日(土)に、印旛沼の水質を改善するため、印旛沼周辺の市民や関係団体が一体となって浄化に取組み、清掃活動を実施することで、沼を身近に感じ、沼の重要性を再認識し、水質保全に対する意識啓発を図ることを目的に、印旛沼周辺の清掃活動が実施されました。

 当日は、これまでの印旛沼で過去最高の雨量を上回る未曾有の豪雨をもたらした台風26号の台風一過直後で、あいにく曇天の空模様でしたが、25団体、約600名(そのうち千葉用水総合管理所からは4名参加)が清掃活動に参加しました。

 地元佐倉市長や来賓の方々のご挨拶後、早速参加者を6班に分けて、あらかじめ決められた範囲を各班ごとに分かれて清掃を行いました。佐倉市より支給された3種類のゴミ袋(燃えるごみ、カン、ビン)を手に、火ばさみを使って、ごみ拾いを行いました。われわれがごみ拾いを行ったサイクリングロード脇は、思ったほどごみが落ちてなく。その分できるだけ、草の深く生い茂ったところや、植え込みの内部などを細かく念入りにごみを拾い、約1時間程度でごみ拾いの作業は終わりました。最初は肌寒さも感じていましたが、歩いていくうちに段々暖かくなってきて、心地よい汗を流すことができました。

 当日は、清掃活動後に、付近で開催が予定されていた第11回印旛沼流域環境・体験フェア(機構も広報ブースを設置し、参加予定)が、台風26号による影響のため、中止となり、イベントを楽しみにしていた人もがっかりした様子もありましたが、会場となった佐倉ふるさと広場は、佐倉地域が江戸時代から蘭学が盛んであった経緯から、オランダとの友好を記念した公園で、オランダ風車が設置され、また、園内にはコスモスの花が満開に咲いており、のどかな公園での秋の1日を満喫することができました。