平成27年4月4日(土)、千葉用水総合管理所では印旛沼の水を東京湾に排水する大和田機場を一般開放し、お花見広場の開放や、ポンプ見学ガイドツアー、ポンプの試運転を通じて市民の皆さまに大和田機場の役割を広く知って頂くことを目的に『大和田機場春の一般開放』を行いました。
 また、共催として「千葉の水回廊ウォーク(水土里の路ウォーク)」も実施され15kmのゴール地点としてウォーキングの皆さまにも参加して頂きました。
 
 当日は花曇り、寒の戻りとでもいいましょうか、ちょっと肌寒いお天気となってしまいましたが、チーバくん(千葉県マスコットキャラクター)が来ているのを知った、周辺のちびっ子達も元気にお家を飛び出して来てくれました。チーバくん人気にチーバくんふれあい会は終始盛況でした。
 恒例となった、やちよ・花のかざぐるまを作る会による花のかざぐるま制作の無料体験では、お子様から大人まで、かざくるまの魅力に取りつかれてしまっているように熱心に制作を楽しまれていました。
 また、小林千代美先生による「あばれ沼と八千代の人々の苦しみ」と題した江戸時代から続く印旛沼の洪水との闘いの歴史講演会や、農林水産省関東農政局印旛沼二期農業水利事業所による今後の沼周辺の農業用水施設の更新とあわせた農業水利事業の再編などのパネル展示や事業紹介もありました。
 当水機構も大和田機場ポンプ見学ガイドツアーを実施、約20名の参加を頂き、日頃は見ることのできない大和田機場の中に入り、ポンプを前に印旛沼の管理の概要や大和田機場施設の重要性などの説明を行いました。さらに、大和田機場のポンプ試運転を実施、実際の排水を間近でご覧頂きました。また、パンフレットの配布や“インバッチくん”マグネットのプレゼントなどで水資源機構のP R活動を行いました。
大和田機場春の一般開放は、大和田機場さくら祭り(旧名)から数えて今回で16回目、地域の方々にすっかりお馴染みとなりました。
 「また来年も来ます!」
 「ここの桜はきれいだわねぇ〜」
 そんなささやきに励まされ、これからも皆さまのご理解とご協力を頂きながら「大和田機場春の一般開放」は続きます。