8月26日、千葉用水総合管理所では、八千代市内の桑納川(かんのうがわ)で行われた、特定外来種植物「ナガエツルノゲイトウ 」の協働駆除作戦(第2回)に参加しました。

 前回7月27日に引き続き、「印旛沼流域水循環健全化会議」の呼びかけにより、千葉大、東邦大、各市民団体、関東農政局、千葉県、千葉市、八千代市、土木研究所、印旛沼土地改良区らから40名を超える皆さんが参加、千葉用水総合管理所からも、陸上班2名、水上班3名(ボート1艘)計5名の職員が参加しました。
 この協働駆除作戦は、
 @大和田機場の治水リスクの軽減
 A効果的な管理方法の確立
 B地域協働による持続可能な管理体制の構築
 以上の3つを目標としています。
 なかでも、「治水リスクの軽減」が協働駆除作戦の最大の目標ということですので、これからの出水期を控え大きな成果を期待します。

 当日は、未明より降り出した降雨により開催が危惧されましたが、参加者の熱い思いが天に通じたの
か激しい風雨も次第に弱まり、2時間遅れての決行となりました。
 作業は、継続駆除チーム、中小群落駆除チーム、空撮チームの3チームに分かれて実施。
 このうち、中小群落駆除チームは、ナガエ群落を切り離し、これをボートで陸揚げ場所までけん引し、陸揚げ後は土嚢袋に詰めて除去する作業でしたが、降雨により普段の桑納川よりも、水位が上昇するなかで胸までのつかりながら切り離し作業(写真-1)、同様に流速があるため思うようにボートが動かせず悪戦苦闘(写真-3)、陸揚げされたナガエ群落は思った以上のボリュームがあり、汗と泥まみれになりながらの作業(写真-2)となりました。
 このような悪条件のなか、ナガエツルノゲイトウは、土嚢袋150袋分が除去され、作業は無事終了となりました(写真-4)。

 次回は、9月23日に予定されています。皆さまの参加をお待ちしております。