外来植物ナガエツルノゲイトウ防除作業 参加報告

 
 去る10月3日(土)、千葉用水総合管理所は、佐倉市臼井田干拓「通称:かっぱ公園」にて行われた水土里ネット印旛沼(印旛沼土地改良区)主催による「外来植物ナガエツルノゲイトウ防除作業」に参加しました。


 この防除作業は、今回で4回目、地域住民、市民団体、民間企業、行政機関等から、約170名もの皆さんが参加され、千葉用水総合管理所からも6名の職員が参加しました。


 このナガエツルノゲイトウは、群落となってポンプ場へ流れ着き、排水ポンプのスクリーンの目詰まりから排水運転が不可能となることがあるほか、農地へも侵入し営農への影響など年々深刻な問題となっています。


 今回の防除作業では、農業用排水路一面に繁茂したナガエ群落を、2台の重機を使い陸上に引き上げました。取り切れない部分については、人力での作業となり、胴長着用で排水路に入り、ナガエ群落を切り取り、陸上への引き上げ場所まで運搬、引き上げ作業を行いました。排水路内ではじっとしていると足もとは埋まり、胸まで水につかりながらの作業は難航。更に、切り取ったナガエ群落は水分を充分に含んでおり、排水路から陸上に引き上げ急斜面で行うため、かなりの力作業となりました。
 秋晴れのなか、所定の作業が終わり、地元の方々により用意された赤飯やおこわ飯、サツマイモが配られ、無事、散会となりました。


 今回の防除作業により、防除された量は約500立方メートル、排水路を覆いつくしていたナガエ群落は取り除かれました。