平成21年の管理を振り返って
印旛沼の水位は、酒直水門からの放流と酒直機場からの揚水(利根川・長門川からの汲み入れ)により、調節されています。
 今年は、酒直機場の揚水が少ない年でした。水位低下実験中を除いて、沼の水位が大きく低下することはなく、農業用水、水道用水、工業用水の水瓶として安定的に利用されました。
 一方、8月10日には台風9号が接近し、1時間に54mmの猛烈な雨を記録しました(観測史上第2位)。
 印旛機場と大和田機場をフル運転し、利根川と花見川に洪水を排水することで、周辺地域の浸水被害を防止しました。沼の水位は最高でYP.3.32mに達しました(観測史上第14位)。