群馬用水管理所

地域とともに生きる群馬用水

水が支える豊かな社会 独立行政法人「水資源機構」

緊急改築事業のお知らせ


お知らせ

2019/04/25
緊急改築事業が竣工しました new!
2016/12/18
工事見学会を実施しました
2016/09/26
有馬トンネル併設水路工事 シールドマシン設置状況


緊急改築事業の目的


 

 群馬用水施設は通水開始から40有余年を経過し、施設各所の劣化が目立つ様になってきました。
そこで、平成15年から平成22年にかけて群馬用水施設緊急改築事業として老朽化した施設の補強などを実施してきました。その後、定期的に実施している施設機能調査において、前回は改築対象外となっていた榛名幹線有馬トンネルにおいて、段差を伴う大きなひび割れやトンネル背面の空洞、地下水の多量の浸入水があり、著しく劣化が進行していることが判明しました。このまま放置しておくと、トンネルの崩落等により、次のような問題発生し非常に危険です。
① 有馬トンネル下流農地の地域農業に支障をきたす。
② 県央第一水道から水道を受水している市町村及び高崎市の水道用水供給に大きな影響が生じる。
③ 有馬トンネル崩落等に伴う周辺二次被害の発生が生じる恐れがある。
 以上のような問題を解決するため、群馬用水緊急改築事業で緊急的に有馬トンネルの補強を行い、用水の安定供給の確保と地域防災に寄与することを目的に事業を実施します。
 




施設改築計画


 
 
 トンネル補強工事は、送水を停止し、トンネル内を空水状態にする必要がありますが、年間を通じて用水供給を行っているため、送水を停止することは、地域の農業、生活に大きな影響が生じることになります。そこで、はじめにトンネルの隣に水路を設置(併設水路という)し、併設水路に送水を切り替えることにより用水の供給を止めることなく工事を行う計画です。また、工事完了後も併設水路をそのまま残すことで、送水を停止することなくトンネルの保守点検が実施できることになり、将来にわたって安定した用水供給が期待できます。
    
                                                                                      
事業費 /30億円
工 期 /平成26年度から平成30年度(5年間)