群馬用水施設は通水開始から40有余年を経過し、施設各所の劣化が目立つ様になってきました。
そこで、平成15年から平成22年にかけて群馬用水施設緊急改築事業として老朽化した施設の補強などを実施してきました。その後、定期的に実施している施設機能調査において、前回は改築対象外となっていた榛名幹線有馬トンネルにおいて、段差を伴う大きなひび割れやトンネル背面の空洞、地下水の多量の浸入水があり、著しく劣化が進行していることが判明しました。このまま放置しておくと、トンネルの崩落等により、次のような問題発生し非常に危険です。
① 有馬トンネル下流農地の地域農業に支障をきたす。
② 県央第一水道から水道を受水している市町村及び高崎市の水道用水供給に大きな影響が生じる。
③ 有馬トンネル崩落等に伴う周辺二次被害の発生が生じる恐れがある。
以上のような問題を解決するため、群馬用水緊急改築事業で緊急的に有馬トンネルの補強を行い、用水の安定供給の確保と地域防災に寄与することを目的に事業を実施します。 |
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