水資源機構霞ヶ浦用水管理所 水資源機構霞ヶ浦用水管理所
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  • 施設の紹介

     水資源機構の霞ヶ浦用水施設は、水を運ぶために様々な役割を持つ施設により構成され、全長53qにも及びます。 (これは、常磐線の土浦〜水戸までの距離と同じです。)

    ○揚水機場 ○吐出水槽
    揚水機場の写真 吐出水槽の写真
     霞ヶ浦から水を汲み上げるポンプ場のことで霞ヶ浦用水の出発点となります。
     ポンプ場のなかにある大型ポンプ8台は、電気の力でモーター・ポンプを回して 約21km先にある吐出水槽(プールのようなもの)まで水を押し上げる仕事をしています。
     このなかでも一番大きなポンプは日本国内最大級の8000キロワットの仕事をします。
     この量は、家庭にあるドライヤーの約8000台分、車のF1マシンにすると約13台分に相当する非常に大きな力を持っています。
     全てのポンプが運転するとF1マシン約40台分に相当する仕事ができ、大量の水を送ることができます。
     ちなみに、小学校の25mプールなら約40秒で一杯にすることができます。
     吐出水槽とはポンプによって送られた水を吐き出す水槽をいい、霞ヶ浦揚水機場の吐出水槽は筑波山のふもと(新治村東城寺)にあります。
     ここでは、ポンプ場から送られた水の一部を、新治幹線・藤沢幹線という農業用水水路に分ける(分水という)役割があります。
     分水して残った(大部分の)水は筑波山の下を掘って造ったトンネル(水路)に流れ込み、約14km先の南椎尾調整地まで 約2時間かけてゆっくり流れていきます。
    ○南椎尾調整池(つくし湖) ○小貝川水管橋
    南椎尾調整池(つくし湖)の写真 小貝川水管橋の写真
     南椎尾調整池は、霞ヶ浦から見ると筑波山の反対側(桜川市(旧真壁町))にあり、霞ヶ浦用水施設のほぼ真ん中に当たります。
     調整池は筑波トンネルから水を受けとり、下流のパイプラインに水を流すタンクとして使われています。
     なぜ、ここにタンクが必要なのか?というと、霞ヶ浦から送られた水が南椎尾調整池に到着するには2〜3時間かかります。
     この水の遅れ(時間差)をリセットするために調整池が存在します。たとえば、調整池の下流で急に水が必要となった時、 調整池に溜めた水を下流に流して対応します。
     逆に急に水が不要となった時、筑波トンネルから流れてくる水の一部を調整池に溜めて下流には必要な量を送ります。
     小貝川水管橋は、小貝川(黒子橋上流)を横断する水路専用の橋で、長さは約260m、水路部分は直径2mの大型鉄製パイプ2本で造られており、 重さは約840トンあります。
     水を運ぶ水路がパイプ(管)構造の橋なので、水管橋と呼ばれてます。
     この施設は、「橋と水路が分かれていないこと(一般的には橋の上に水路が乗っているような構造が多い)」、 「管路が一直線ではなく両端部分が曲線となっていること」等の特徴があり、筑波山を望む景観にも配慮した形状としています。
     またこの水管橋は錆から施設を守るために、フッ素樹脂という非常に強い塗料を塗っております。
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