武蔵水路改築事業 改築事業について

ホーム > 改築事業について > 武蔵水路改築事業の効果

武蔵水路改築事業の効果

安定通水機能の回復

改築の有用性

地盤沈下や老朽化により低下した機能が回復し安定した都市用水の導水ができ、老朽化による水路の損傷や崩壊の危険性も無くなります。
また、水路を2連化することにより、導水しながらの維持補修が可能となり、施設の長寿命化につなげることができます。

施設の耐震化

施設の耐震化は、阪神大震災をもたらしたような直下型の大規模地震(レベル2地震動)を想定し、このような地震があった場合にも水路の通水機能や内水排除機能を果たせるよう改築を行うものとしています。

施設 耐震化の方法
水路 全線にわたり自立型の鉄筋コンクリート開水路に改築を行い、レベル2地震動に対して通水機能を損なわない構造とします。また、水路の基礎地盤についても、水路の変形や沈下が生じないように補強・改良を行うとともに、液状化の恐れがある箇所については十分な調査・解析を行って必要な対策を実施するものとします。
サイホン・樋管 現在の施設に補強を行い、周囲の地盤の変形によって加えられる地震力にも耐えられる構造とします。
水門・放流口 既存の水門については、現在の施設に補強を行い、レベル2地震動に対して軽微な損傷にとどまるようにします。また、新設する水門および放流口については、レベル2地震動に対して必要な強度を持つ構造とします。これらの改築によって、地震発生後も所定の内水排除機能を確保するものとします。
排水機場 基礎地盤および建物に対して補強を行い、地震発生後も所定の排水が行えるものとします。

(注) 施設設計に際して条件とする地震の揺れの規模
レベル1地震動:施設の供用期間中に発生する確率が高い地震動
レベル2地震動:対象地点において現在から将来にわたって考えられる最大級の強さを持つ地震動

内水排除機能の確保・強化

内水排除機能を強化することにより、武蔵水路周辺の洪水被害を軽減します。また、施設を一元的に管理し、管理所から各施設を遠隔操作することにより、迅速な排水を行うことができます。また、鉄筋コンクリート水路とすることにより、現状より速やかに出水を取り込むことができ、確実な内水排除の効果が期待できます。

改築後の施設管理内水排除の対象流域分割図

荒川水系の水質改善

近年の隅田川の水質は、基準地点のBODで環境基準値5mg/L程度まで改善されてきています。
これには、流域の下水道の整備とともに浄化用水の導水による効果も認められています。
荒川水系の水質を現状どおり維持するため、武蔵水路によって引き続き利根川からの浄化用水を導水します。

BOD

Biochemical Oxygen Demand(生物化学的酸素要求量)の略で、水の汚れの程度を示す指標です。微生物による呼吸作用を利用して、有機物を分解するのに必要な酸素量を表します。水が汚れているほど数値は高くなります。

利根川からの浄化用水導水量と隅田川(小台橋地点)のBOD推移

このページの先頭へ