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おしえてダムのこと おしえてダムのこと おしえてダムのこと
下久保ダムの情報 > 水と川とダムのおはなし【キッズコーナー入口】 > おしえて!ダムのこと【目次】 > Q1
Q&A
 
[Q1] :下久保ダムはなぜL字形に曲がっているの?
 
[A1]:ダムを2つくっつけて、水をたくさん貯めるためです。

 下久保ダムは「主ダム」と「補助ダム」と呼ぶ2つのダムがくっついている形をしています。
 放流するための穴が空いているダムが「主ダム」で、もう一つの低いダムが「補助ダム」です。
 もとの川をせき止めて普通の形のダムを造っても高さ56mのダムしかできず、1200万立方メートルくらいしか水を貯めることができません。(図1)

  しかし、ダムの右岸(埼玉県側)にある尾根をコンクリートで嵩上げし、L字型のダムを造ると、
1億3000万立方メートルもの水を貯めることができる(図2)と考えたのです。

 この尾根を嵩上げしたところを「補助ダム」と呼んでいます。当時の東京は、「東京砂漠」と言われるほど水に困っていて、少しでも多くの水を貯めるための工夫が必要だったのです。

ダムの形
図1 普通の形のダムの場合
( 高さ56メートルしかできない)
図2 L字型の下久保ダム

 
ダムマニア

 主ダムと補助ダムの接合部を「分画部」と呼んでいます。この分画部によりダムは2つに分かれており、貯水位によってそれぞれ別々の挙動(動き)を示します。この挙動を計測するためのプラムラインと逆プラムライン(ペンデュラム)は、主ダムに2測線、補助ダムに1測線が設置されています。

  補助ダムが構築されている基礎岩盤は細い”やせ尾根”であることから、尾根の貯水池側に「アスファルトマット」や「コンクリート吹付」による遮水ゾーンを施工し、尾根への浸透水を軽減させています。また、点検のためダムの中に設置されている監査廊も、地下1階部分でL字型に折れ曲がっています。


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