水資源機構 利根導水総合事業所
  
 
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武蔵水路ダムカードVer.1.0
武蔵水路ダムカード
 武蔵水路とは
首都圏の人々の暮らしを支える水。それが遠く利根川から運ばれているのをご存知ですか? 利根川の豊かな水を、埼玉、東京を経て東京湾へと注ぐ荒川へ。交わることなく流れる2つの川を結ぶのは、全長14.5kmの一本の水路。 それが「武蔵水路」です。
@都市用水の導水
利根大堰で取水した東京都と埼玉県の都市用水を荒川へ導水します。導水した水は、荒川下流の秋ヶ瀬取水堰などで取水され、東京都の朝霞浄水場や埼玉県の大久保浄水場などへ送られています。
A周辺地域の内水排除
周辺地区の河川の洪水や市街地からの出水を取りこみ、荒川に排水する事により浸水被害を軽減します。
B浄化用水の導水
荒川水系の水質改善のため、浄化用水を導水します。浄化用水は、秋ヶ瀬取水堰から朝霞水路を通じて新河岸川へ流し、下流の隅田川の浄化も行っています。
改築作業
平成28年3月竣工 武蔵水路改築事業
他では例を見ない約20m3/sの都市用水を導入しながらの施工や、各種ライフラインの機能に支障が生じないように工事を実施するなど多種多様な制約条件を克服して工事を進め、社会資本の大規模改築として評価されました。特に鋼矢板圧入機の改良や鋼矢板継手の開発は、前例のない困難な施工条件のもと、鋼矢板工法における鉛直施工の概念を一変させるものであり、インフラ更新技術として高く評価されました。
改築後


改築事業による安定過水機能の回復
地盤沈下や老朽化により、低下した通水能力を回復するとともに、水路を2連化することにより、導水しながらの維持補修が可能となり、施設の長寿命化につなげることができるようになりました。

土木学会(技術賞)受賞
平成28年6月
『生まれ変わる武蔵水路(首都圏の「水の大動脈」の機能を発揮しつつ、施設の長寿命化を実現した改築工事)』のプロジェクトに対しまして、平成27年度土木学会賞技術賞Uグループを受賞しました。
平成29年6月
『鉄道橋りょう下部の狭隘空間における水中鋼矢板圧入工法の開発』のプロジェクトに対しまして、平成28年度土木学会賞技術賞Tグループを受賞しました。

 ダムデータ

  所在地   埼玉県行田市、鴻巣市
  水路情報   利根川と荒川を結ぶ約14.5kmの水路
  水路型式   2連鉄筋コンクリートフルーム水路
(幅5.6m〜7.1m×高さ2.7m〜2.9m)
  流入水門   ローラーゲート×3基
  放流口   ローラーゲート×6基
  排水機場   縦軸斜流ポンプ×6台
(最大排水量:毎秒50u)
  管理者   水資源機構
  改築着工/完成年   2010年/2016年(当初完成1967年)
  ランダム情報   武蔵水路沿いにある「さきたま古墳公園」は、9基の古墳と3万uの芝生からなる。稲荷山古墳から出土した鉄剣は、教科書にも登場する国宝。「のぼうの城」の舞台となった石田三成の忍城水攻め本陣は丸基山古墳。
  こだわり技術   武蔵水路は首都圏の都市用水と河川浄化用水の導水、水路周辺地域の内水排除を行う重要な水路施設である。水路の改築中は、都市用水を導水しながら工事を行う必要があったことから、水を流しつつ施工を行う「半川締切工法」を採用。鋼矢板を既存水路の中央付近に打込み、水を切り替えながら半分ずつ水路を改築した。


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