水資源機構 利根導水総合事業所
  
 
TOP > ダムカード > 利根大堰
利根大堰(大規模地震対策事業)ダムカードVer.2.0
利根大堰ダムカード
 大規模地震対策事業とは
近い将来に南関東で発生すると危惧されている首都直下地震(マグニチュード7クラス)に 備えて平成27年2月より実施している事業です。
利根導水路施設は、今なお首都圏のライフラインとして重要な役割を担っており、平成30年に管理開始50周年を迎えます。これらの施設の中には、大規模地震が起きた場合、ひび割れや破壊により損壊が生じ、水を届けられなくなったり、周辺道路や河川等に大きな影響を及ぼしたりする可能性が高い施設があります。そこで、本事業では利根大堰をはじめ、優先的に地震対策を講ずる必要のある施設について、それぞれの構造や条件に応じた耐震補強工事を進めています。
case1






利根大堰12号・13号堰柱(せきちゅう)
利根大堰本体の耐震性能を確保するため、堰柱部を鉄筋コン クリート巻立てによる補強を行いました。写真は、ポンプ車 からコンクリートを打設しているところです。 なお、堰柱部の耐震補強には、鉄筋コンクリート巻立てのほ か、ポリマーセメントモルタル工法も採用されています。
※詳しくは、ダムカード裏面のこだわり技術へ
川の中の工事
利根大堰本体の耐震補強は、利根川の河川内での工事のため大型土のう等で仮締切をし、 工事ヤードを囲って水を遮断して工事を行います。

case2





須加樋管(すかひかん)
須加樋管の耐震性能を確保するため、鉄筋を補強しコンクリ ートより強度の高いポリマーセメントモルタル増厚による補 強を行いました。写真は、ポリマーセメントモルタルを打設 する前の補強鉄筋の組立状況です。
須加樋管は、取水口と大分水工をつなぐ利根川堤防を横断し ている施設で、通水能力を減少させないように耐震補強を行 う必要があります。そのため、水路の内側を最小限の厚さで 補強できるポリマーセメントモルタルを採用しました。

 ダムデータ

  所在地   (左岸)群馬県邑楽群千代田町
  (右岸)埼玉県行田市
  河川名   利根川水系利根川
  型式   可動式 堰総延長約692mうち可動堰幅約491m
  ゲート   2葉式鋼製ローラーゲート 6門
  1葉式鋼製ローラーゲート 4門
  転倒ゲート 2門
  管理者   水資源機構
  本体着工/完成年   1965/1968年
  ランダム情報   利根川はサケが遡上する大河川の南限と言われている。利根大堰は、河口から約154km上流にあり、大堰右岸に設置された「大堰自然の観察室」では窓越しに遡上するサケを見学することができる。
  こだわり技術   利根川から農業用水、都市用水を一括取水し円滑に配分を行うため各所に設置された計測器の情報に基づき、操作室内で遠方集中制御を行うこととし、当時としては画期的なデジタルコンピュータによるリアルタイム処理方式の水管理制御システムを導入した。


独立行政法人水資源機構利根導水総合事業所
〒361-0004 行田市大字須加字船川4369 TEL:048-557-1501