Q&A

利根川河口堰の役割について

もし、河口堰がなくなったらどうなるの?

満潮で海面が高くなったときに大量の海水が利根川を逆流し、川の水を使っている人々の生活に悪い影響が出ます。
具体的には、利根川河口堰が建設される前の利根川は、満潮の時は河口から約30kmの香取市小見川まで、雨が少なく河川の流量が減ってくると約40kmの香取市佐原あたりまで海水(塩水)が上っていました。ですから、河口堰から香取市(旧佐原市)までで水道用水や農業用水として利根川の水を利用する人々は、しょっぱい水を飲むことになったり、水田の稲が枯れる被害(塩害といいます)を受けていました。

堰・水門の開閉について

利根川河口堰の開閉時間を知りたいのですが?

洪水時でなければ、引き潮で堰下流の水位が低いとき、ゲートを開けて堰上流の水を下流へ流します。
逆に満ち潮で堰下流の水位が高くなると、ゲートを閉めるなどして塩水の遡上(逆流)を抑えます。
開閉は、基本的に自動制御で行っています。詳しく知りたい方は、次のページも参考にしてください。
>> 河口堰概要-管理・操作 (操作の仕組み)
>> 管理情報-潮位表 (満ち潮・引き潮の状況)
>> 管理情報-リアルタイムデータ (現在の開閉状況や今後の開閉予測)

 

黒部川水門の開閉時間を知りたいのですが?

洪水時でなければ、引き潮で水門下流の水位が低く、かつ水門上流の水位が管理水位よりも高くなったとき、ゲートを開けて水門上流の水を下流へ流します。
逆に満ち潮で水門下流の水位が高くなると、ゲートを閉めて塩水の遡上(逆流)を完全に防ぎます。
開閉は、基本的に自動制御で行っています。詳しく知りたい方は、次のページも参考にしてください。
>> 河口堰概要-管理・操作 (操作の仕組み)
>> 管理情報-潮位表 (満ち潮・引き潮の状況)
>> 管理情報-リアルタイムデータ (現在の開閉状況や今後の開閉予測)

利根川について

利根川という名前は、だれがつけたの?

残念ながら、はっきりとわかっていません。研究の結果、アイヌの人ではないかといわれています。
「トネ」の語源についてはいくつかの説があります。

  1. 1.アイヌ語で、巨大な谷を意味する「トンナイ」に由来する。
  2. 2.同じアイヌ語で、沼や湖のように広くて大きい川を意味する。
  3. 3.水源地の辺りには、”尖った峰”、すなわち利き峰が多く、それが略されたのではないか。
  4. 4.等禰直(トネアタイ)あるいは、椎根津彦(トネツヒコ)という人名に由来する。
  5. 5.水源の大水上山の別称、刃嶺岳、刀根岳に由来する。
などなど‥しかし、残念なことに定説はありません。なお、利根川の名称が文献にはじめて登場するのは、「万葉集」で、「刀禰(トネ)」と記されています。

 

利根川にニックネームがあると聞いたのですが?

利根川は、昔から”坂東太郎”と呼ばれ、親しまれてきました。
利根川のニックネームは、”坂東太郎”。これは坂東、すなわち関東で最も大きい川であり、日本の川の長男、つまり日本の川の代表であることを意味しています。
ちなみに次男は筑紫次郎(筑後川)、三男は四国三郎(吉野川)と呼ばれています。

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