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施設紹介

ゲート操作のしくみ

利根川河口堰のゲート操作にあたっては、河川流量、堰上下流の水位、塩分濃度などの時々刻々と変化する観測データを定期的に収集して自動制御により的確かつ適切に操作を行っております。

ゲート操作は、河川流量、塩分濃度に対応して次の5段階の操作タイプで運用しています。 河川流量が平常時には、堰上流側の塩分濃度が薄い場合は塩水(海水)を逆流させて取り入れる操作(操作1)を、塩分濃度が濃い場合は塩水(海水)を一切取り入れない操作(操作3)とします。
上流に大雨が降って河川の流れが増加し出水時〜洪水時になると、ゲートを段階的に全開にしていく操作を、(操作4)から(操作5)と行います。

どんなゲート操作をするか、見てみよう!

ゲート操作

操作タイプ1

操作1操作1

順流・逆流ともに調節ゲートを越流させる方法で、堰上流の塩分濃度が比較的低い場合に行う操作です。魚類の遡上、降下には都合が良い操作で、制水ゲートは7門とも全閉です。

操作タイプ2

操作2操作2

調節ゲートと制水ゲートが交互に動作するもので、順流時は制水ゲートの潜流により、逆流時は調節ゲートを越流させる方法です。堰上流の塩分濃度が高くなり、濃度を減少させる必要が生じた場合に行う操作です。

操作タイプ3

操作3操作3

順流時は制水ゲートの潜流により、逆流時は全ゲートを全閉にする方法です。この操作タイプでは、調節ゲートは常に全閉となります。河川流量が減少するなどして、堰上流の塩分濃度をこれ以上上昇させない場合に行う操作です。

操作タイプ4

操作4河川流量が増加したとき、順流・逆流にかかわらず制水ゲートを1〜3門順番に全開していく方法です。出水の終わりが近づき流量が平常に戻りつつあるときは、逆の順番に全閉していきます。
これは、操作タイプ1〜3と操作タイプ5の間を移行する際、流況に著しい変化を起こさせないための操作です。

操作タイプ5

操作4順流・逆流にかかわらず河口堰の全てのゲートを全開する操作です。自然河川と同じ状態にして、洪水流量を安全に流下させます。
そのため、特に潮の干満差が大きいときには、利根川河口堰よりずっと上流まで、潮汐に合わせて水位が大きく変動します。

利根川河口堰、ここがスゴイ!!

1. 突然の停電でも安心!!

利根川河口堰は非常に重要な河川構造物ですから、停電しても操作が不可能にならないよう、電源を確保する対策がされています。
通常は電力会社が供給する商用電源を使用していますが、これが停電するとただちに予備発電設備が起動します。この予備発電設備を2台稼働することで、停電時にも全門を同時に操作できるようにしています。

2. 完成から現在まで、地震や津波に耐えています!!

わが国は世界的に見ても有数の地震大国ですから、利根川河口堰は地震を考慮して設計されています。
平成23年3月11日、東日本の太平洋沿岸に大きな被害をもたらした東北地方太平洋沖地震(近隣の神栖市で震度6弱を記録)では激しい揺れとともに最大高さ1mほどの津波に襲われましたが、利根川河口堰と黒部川水門の本体やゲートに大きな影響はなかったことが確認されています。