ゲートの操作
   
アニメーションでゲート操作を見てみよう!
漢字の読み
平常時の操作(ふだんのそうさ)
筑後大堰の上流側の貯水域は、水位を標高+2.44mから3.15mの間にたもつようにします。水位が低くなると、川から水道水や農業用水をひくことがむずかしくなります。 そのため、制水ゲート(3門)及び調節ゲート(2門)の操作を行います。水を流すのは、ゲートと河床の間をあけておき、下のほうから水を流す「アンダーフロー」を主としています。
洪水時の操作(こうずいのときのそうさ)
雨で川の流量が多くなった場合に、5門のゲートすべてを、流量がふえていくごとに少しずつひきあげていく操作を行います。(ひきあげればひきあげるほど、水が多くながれるようになります。) 流量が1,000m3/s以上で、筑後大堰の上流がわと下流がわの水位がほとんど同じになり、そこへさらに流量がふえてきた場合には、 5門のゲートをぜんぶあけます。
渇水時の操作(日でりつづきのときのそうさ)
日でりがつづいているときは、川の流量が少ないので筑後大堰の上流側にためていた水を水道用水に使います。水位がいちばん高いときには標高+3.15mですから、+2.44mになるまで、高さにして71cm分の水(93万トン)の水を使うことができますが、水位がきゅうにへらないように、ゲートを操作します。
閘門の操作(ふねがとおるもんのそうさ)
筑後大堰を船がとおれるように、ゲート操作を行います。 通過に当たっては上下流進入口に合図ひもがありますので、職員へお知らせください。
魚道の操作(さかなたちのとおりみちのそうさ)
筑後大堰では、有明海の満潮、干潮の影響で、上流がわと下流 がわの水位の差が、いちばん大きいときには3mにもなります。 このため、魚などが、とおりみちがあっても、上流がわからの水の圧力で上れないおそれがあります。 筑後大堰では、魚道を操作することによって、下流から上流へものぼりやすくするようにしています。