Q&A  
   
皆様から寄せられた、さまざまな疑問にお答えするコーナーです
Q 筑後川における年間の総流出量はいくら位ですか?このうち、筑後大堰から都市用水(水道用水)として取水している量はいくら位ですか?
   
A 筑後川における年間の総流出量は、降雨の多少によってかなり変動があります。筑後川の「瀬の下」地点での水位流量観測の結果によると、昭和48年から平成10年までの年間総流出量は、最大66億m3、最小16億m3となっており、26年間の平均値で約37億m3(1日当たり約1,000万m3)です。
筑後大堰は、昭和60年度から管理を開始していますが、筑後大堰上流から取水している都市用水(水道用水)としては、佐賀東部水道企業団、福岡県南広域水道企業団、福岡地区水道企業団(福岡導水)の3つがあり、佐賀県内1市12町1村、福岡県内14市18町に水道用水の原水を供給しています。
これらの年間の総取水量は、約1億1,000万m3(1日当たり約30万m3)となっており、筑後川の平均年間総流出量の約3%に相当します。
   
   
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Q 筑後大堰により水がせき止められ、砂が流れてこないのではないですか?
   
A 筑後大堰は、平常時は中央部の制水ゲート下から放流する「アンダーフロー」を主体とした堰の操作をしています。洪水時には河川流量が毎秒約1,000m3以上になると全ゲートを引き上げて「全開」状態としますので、通常の河川状態とほぼ同じ状態となることから、土砂はたまりにくい状況です。
また、大堰建設の前後で比較してみると、堰建設前では直上流に「上鶴床固め」という固定堰がありましたが、それを撤去し可動堰を建設したことにより、固定堰のあった大堰建設前に比べて、建設後は土砂がたまりにくくなったと考えられます。
   
平常時
上流水位を一定に保つように流量に応じて制水ゲートからのアンダーフローを主体に調節ゲートのオーバーフローからの微調整により放流をしています。
 
洪水時
平常時より河川の流量が増えるとゲートを徐々に開け、上下流の水位が等しくなった時、ゲートを全開し洪水を安全に流下させます。
 
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