長良川から知多半島まで送られている水道水。
どのように長良川から取水されているのかをちょっとだけ紹介します。
まずフロートフェンス。仔アユの迷入防止のため10月から12月まで設置します。
↓ このように船で引っ張って行って、取付。全長200m。
フロートフェンスの他にも、音を出す装置や魚返しなどの設備があり、水産資源の保護に役立っています。
← ここが取水口。この建物の中に水質監視装置や
選択取水ゲートがあります。
水質監視装置では塩素イオン濃度や濁度、PHなどを計測しており、異常があれば、24時間体制で対応できるようになっています。
↓ これが選択取水ゲートの巻き上げ機。残念ながらゲート本体は水の中なのでお見せできません。。
この選択取水ゲートの位置で、表層/上層/中層/低層の取水する層が決まり、
常に最善の水質の層の水をお届けできるような位置にしています。
↓ 選択取水ゲートのワイヤロープ
次は川表ゲート、川裏ゲートです。例によって写真は巻き上げ機。
ゲートは津波等の災害が発生した場合、緊急に取水を止めることができるように設置されています。
長良導水は長良川の堤防を通っているので、堤防の表、裏の両方に止水できるゲートがあります。
← 川表ゲートの巻き上げ機。
↑ 川裏ゲートの巻き上げ機。
川表ゲート、川裏ゲートともに扉体は1枚が約4m×3m。
ゲゲゲの鬼太郎のぬりかべ(通常時)より大きいです^^
取り込まれた水は除塵機を通すことによって、ゴミが取り除かれます。
水質をチェックされ、ゴミも取り除かれた水が自然流下で導水路へと流れて行きます。
導水路に入った水は何事も無ければ、愛知県弥富ポンプ場まで流れて行きますが、
万が一、漏水などが発生した場合は制水弁室で遮断することが出来ます。
以上、現在の施設の紹介でした。興味の湧いた方は、施設見学にいらして下さいね ♪