水の流れに沿って
 豊川用水は、奥三河の山々で降った雨を頭首工で取り入れたり、宇連と大島の二つのダムでため、水路によって遠く愛知県の渥美半島や静岡県湖西市へ送っています。
 限りある水を有効に使うために、豊川用水には、ダムや頭首工、調整池、幹線水路、支線水路、畑地かんがいの揚水機場などたくさんの種類の施設があります。
 宇連ダムの水は、およそ一日かけて川や幹線水路を流れて、約100km下流の渥美半島の先端まで届けられます。
 豊川用水の最大の特徴は、宇連ダムの水が渥美半島の先端まで、自然の力(重力)だけで流れていきます。途中で、電気を使わないので、施設を管理する日常の経費が安くてすみます。
大入頭首工 大入頭首工 振草頭首工 佐久間導水路 宇連ダム 大島ダム 寒狭川頭首工 大野頭首工 牟呂松原頭首工 西部幹線水路 松原用水路 牟呂用水路 三ッ口池 大原調整池 駒場池 蒲郡調整池 万場調整池 東部幹線水路 芦ヶ池調整池 初立池