水がささえる豊かな社会 ~事業のあらまし~ 独立行政法人 水資源機構
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10水質調査(房総導水路)分画フェンスによる淡水赤潮対策(富郷ダム)水質事故時のオイルフェンス(木曽川用水) 水質調査や巡視を通じて日常的に水質状況を把握するとともに、各種施設の効果的な運用により、貯水池の富栄養化や濁水への対策を実施しています。 また、河川や水路における油流出などの水質事故や管路からの漏水事故が発生した際は、速やかに被害拡大を防ぐとともに各利水者などへの連絡や情報共有に努めています。 ダムには、大雨などにより急激に増加する河川の水を貯水池に貯め込み、下流への流量を調節する機能があります(洪水調節機能といいます)。また堰は、平常時はゲートを閉めて取水のために上流の水位を上昇させていますが、洪水時にはゲートを開けて増加した河川の水を安全に流下させています。 洪水をもたらすような大雨などが予想される場合は、気象情報や河川流量などを的確に把握して、水資源機構が管理するダムや堰などの施設を操作します。洪水前の貯水池(草木ダム)長良川河口堰イメージ図洪水調節後の貯水池(草木ダム)事前放流後の貯水池(草木ダム)大雨に備え、放流を行いダムの容量を空ける(イメージ)洪水時にダムへの流入水を貯め込む(イメージ)ゲートを河川堤防より高く引き上げて、洪水を安全に流下させる長良川河口堰ぶん かく堰流入量が毎秒800㎥に達した時堰流入量が毎秒800㎥を超えている時堤防高洪水貯留ダムからの放流洪水時にはダムに流れ込む水を貯め込み、下流へ流れる水の量(放流量)を少なくします洪水吐ゲート(非常用)洪水吐ゲートダムへの流入洪水に備えてダムの容量を空けておきますダムからの放流ダムへの流入利水バルブ洪水時最高水位洪水貯留準備水位

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