令和六年度 環境報告書
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■湖面等の利活用■森林保全活動環境保全活動取組状況■環境保全活動を通じた地域交流んよ施設やその周辺は、自然とのふれあいの活動の場として、散策などに利用されています。また、ダムの湖面や湖岸などは、貴重な地域資源であり、マラソン大会などのスポーツイベントや地域イベントなどで利活用を図っています。浦山ダムでは、5月30日の﹁ゴミゼロの日﹂にちなみ、カヌーを楽しみながら、湖面の清掃を行うボランティアイベントが行われました。地域社会の一員として、地元自治体や関係団体とともに、森林整備活動、地域・河川内の清掃活動や環境に関する啓発活動などに参加しています。河川流域の森林保全は、森林の水源涵かう養、水質浄化、土砂流失防止などの機能により、河川環境の保全に役立ちます。流域内の自治体や森林組合、NPOなどの関係者が連携し、植林や間伐の山林整備を通じて、森林保全活動に取り組まれており、水資源機構は、その森林保全活動に協力しています。この森林保全活動は、水源地域と下流の水道受益者らによる上下流交流の一環として長く継続的に取り組みが行われており、愛知用水総合管理所(牧尾ダム)や池田総合管理所(早明浦ダム)などでは、関係者と協力して、重要な水源地である山林を守り育てるための山林整備や植樹の活動に取り組んでいます。水資源機構は、管理施設の周辺や上下流の河川において、環境保全のための清掃活動(ゴミ拾い)に取り組んでいます。地域主催の美化活動への参加はもとより、機構自らも主催し、地元自治会や漁業関係者、自治体職員の方々など地域の皆様にも参加協力をいただき、清掃活動を通じて、地域との交流の輪を拡げています。また、水辺の生態系を脅かす特定外来生物について、地域の関係機関や関係者と連携した駆除の取組みも行っています。湖沼や流入河川に繁茂し、機構の施設管理にも支障となる特定外来生物(植物)のナガエツルノゲイトウ、ミズヒマワリ、オオバナミズキンバイなどの駆除や特定外来生物(動物)のコクチバスやブルーギルなどのサンフィッシュ類の捕獲・駆除などを行いました。カヌーによる湖面清掃(浦山ダム)清掃活動(筑後川下流用水)苗木の植樹活動(牧尾ダム)47        と4‒地域3 交流への取組

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