川西市を南北に伸びる国道173号線。川西市街地から猪名川町、能勢町方面に向かって北上していき、出合地区の右手側に位置するのが、猪名川渓谷県立自然公園に含まれる「知明湖」、そして一

庫ダム湖活用環境整備事業により整備が進められている、湖畔の洲張・出合・国崎・龍化の4地区と、知明湖に隣接している「兵庫県立一庫公園」、そして、今月から紹介していきます、「一庫ダム」です。
 一庫ダムは、尼崎市、西宮市、伊丹市、宝塚市、川西市、猪名川町の5市1町と、池田市、豊能町の人々の水源となる水を供給する、大阪北部、阪神地区の住民にとって、なくてはならない役割をはたしているダムなのです。地元住民でも意外に行った事がなかったり、その存在さえ知らない方もいらっしゃるかもしれません。昭和59年3月の完成以来、流域の水害を軽減するとともに、約60万人の水道用水を生み出している、一庫ダムが、どのような経緯で現在に至ったのか、その長い歴史を紐解く前に、今回はまず、一庫ダムの簡単な概要を御紹介します。


ダムができる以前の猪名川、水没した国崎村についてお届けします。お楽しみに。
参考図書 Hitokura Dam's Wish 知明湖 流域の暮らしとともに;水資源開発公団一庫ダム官吏所発行